No.115

myltyl_shelf #ミルティル
光なき気品『ミルティル』の本棚@myltyl_shelfのログまとめです。
2014年4月1日のエイプリルフールとして作ったらしいbotでした。小説の一文を流すbot流行ってたな…。

刺された腹を押さえたまま蹲る。この手を離せば内臓が溢れ出してしまいそうな予感に襲われる。動けば死ぬ。動かずとも死ぬだろう。本能は警鐘を鳴らしていたが、詠唱もポーションも使えない彼女はただ敵の刃が降り下ろされるのを待つことしかできなかった。 ---《不殺破り》より
「……でもまさかねぇ。どこかに頭ぶつけて記憶の欠片落っことしたって問題でもないし、最初っからハイさんのこと書かないようにしたってわけでもないんでしょ? だって私やミルティル、それとあのお嬢様のことも書かれてるのに、一番一緒にいる時間の長かった彼について何もないなんてさ」 ---《私はあなたを知らない。》より
「自分の存在を忘れて生きて欲しいと、魔術を用いて記憶や記録と一緒に姿を消すなんて物語もありますね。ですがこの場合、レイラ様だけが欠けているのです。もし物語であったなら姿を消すはずの本人が貴方の側に未だにいて、自分のことを忘れられ落ち込んで酒を飲みには行かないでしょう?」 ---《私はあなたを知らない。》より
そう語るミルティルの指先は器用にもクローバーの茎を編む。体が覚えているらしいその動作に目を奪われたまま、レイラは記憶の糸を手繰る。忘れていることと、覚えているものの境界は本当に彼に関してだけなのか。猛毒のポーションを飲んだ記憶や、呪いを受けた巻物に触れた記憶は、無い。 ---《私はあなたを知らない。》より
『遙か昔、イルヴァには忘却の神がいたという話は知っていますか』「忘却の神……名も無き神の欠片の話ではなく?」イズミの問いにペン先は踊った。 ---《私はあなたを知らない。》より
机に向かった主が虚ろな目をして古書物を眺めているところに呼び出された防衛者は「それ、どう解読したらいいわからない」と渡された本を受け止めた。脆い紙を金具で留めただけの、辛うじて本としての形をしているものだった。 ---《ウ=ス異本》より
ページを捲れば小さな文字が所狭しと並んでいる。文字の並びを見るに古い東洋のものらしい。挿絵でデフォルメされた人間の裸体が躍っていた。虚ろな赤髪の主は言う。「薄いからって侮ってた。絵は裸ばかりで、色んな部分が隠されている。内容がわかるようでわかりたくない」 ---《ウ=ス異本》より
「魔術の類いに関してはレオノアが詳しいのでは?」「いいのいいの。詳しいといったって読まなきゃいけないのは私で、理解しなきゃいけないのも私」第一レオノアの話はわけわかんないのよ。赤髪の主が机に突っ伏したまま答えた。 ---《ウ=ス異本》より
この薄い本が性典かただのエロ本かの区別がつかず、これ以上の解読が必要なのか判断に迷うものだった。「全く変人っていうのはわけわかんないものばっかり残すからたちが悪いわ」主は手袋をごみ箱に放り捨て大きなため息をついた。 ---《ウ=ス異本》より
後に《ウ=ス異本》と名付けられる一連の東洋の古書物は、文献不足の魔術士ギルドのメンバーを大いに悩ませることになる。 ---《ウ=ス異本》より
「……生きてる」意識を取り戻した彼女の発した声は、聞きなれない掠れたものだった。「はい、生きています。私も、主様も」彼女の従者が受け止めて肯定する。彼女はゆっくりと現状を噛み砕きながら額に触れて、自身に施された治療を飲み込んでいく。 ---《雪振る窓》より
見知った天井から視線をずらせば、ベッドの側で防衛者が濡れたタオルを絞っていた。「あなたも、生きてる。よかった。ごめん」なぜ自分が倒れたのかは理解できているが、そこからの記憶はない。気がかりだった防衛者の安否も目の前に示されている。 ---《雪振る窓》より
薄暗い洞窟のネフィアに青く浮かぶ鬼火の放つエーテルの光は、人の体を急速に蝕んでいく。衰弱した彼女が病に倒れるのもそう時間はかからなかった。防衛者が意識のない彼女の起こす空間の歪みに抵抗しながら人一人抱えてネフィアを脱するのは容易ではなかったが、何とか守りきることはできた。 ---《雪振る窓》より
しかし元より彼女はエーテル病で体を変異させて能力を向上させていた。それも度が過ぎれば毒にしかならず、甲殻を治した時の傷は粗方彼の手によって癒せたとはいえ、身体には必要以上の負荷をかけた。かけざるをえなかった。抗体を飲ませて安静にしていればあとは時間と彼女の体力が解決するだろう。 ---《雪振る窓》より
「……外は雪?」のろのろと重い体を起こす。「珍しく晴れています。……あまり動かない方が」「顔洗う。水とか飲んで、そうしたら、ちゃんと寝る」少しだけ目を閉じて今の体の感覚を覚え、再び防衛者を見つめた。 ---《雪振る窓》より
「これからはきっと晴れの日が増えるから、珍しくとは言えなくなるね」シーツの下から滑るように現れたのは蹄でなく素足であった。素足で踏みしめた柔らかな絨毯に「この感覚も、久しぶり」と差し出された防衛者の冷たい手を取り一歩を踏み出した。 ---《雪振る窓》より
防衛者。私を殺してみせなさい。経験も、知識も、技能も、私よりずっと優れているあなたが私を殺せないはずがない。そうでしょう? 今まで一人の従者として私に仕え、私を守っていた貴方が私に刃を向けられる好機なのよ。もう少し嬉しそうな顔をして。私は、それを望むわ。 ---《百舌鳥の早贄》より
二振りの赤い短剣を携え、彼女は最愛の従者へ刃を向けた。聖なる槍を持つ騎士の言葉は届かない。届いたところで刃を交えることを止められはしない。手堅く、慈悲深く、私を一撃で仕留めるつもり? でも狙わせてあげない! ---《百舌鳥の早贄》より
この刃を的確に受け止める筈と理解した上で一閃する度、言い様のない快感が背筋を這い回る。 ---《百舌鳥の早贄》より
頭の中はクリアになり、代わりに心の内はただ一人の男が侵食していく。夜を共にし体を交え心を明け渡しても得られなかったものに、命の奪い合いでようやく近づけた。でも、まだ全てじゃない。悪意も、敵意も、殺意も。全てを。 ---《百舌鳥の早贄》より
おかしくてたまらない。彼は息を乱しもしない。ただ目の前の最愛の男が高みへ押し上げていく。それでいい。それがいい。涙は止まらない。気付けば子供のように泣き叫んでいた。 ---《百舌鳥の早贄》より
向けられているのは彼自身の悪意でもなく、敵意でもなく、殺意でもない。その向こうにいる敵の思念がそうさせている。甲高い音を立てて短剣が一振り弾かれ、防御の崩れた体の中心に得物が思い切り押し込められる――。 ---《百舌鳥の早贄》より
そう、だから、それでいいの。 ---《百舌鳥の早贄》より
聖槍に貫かれ、手から滑り落ちた短剣の落ちる音。聖槍の穿った穴から生温いものが溢れて、体の芯ごと引き抜かれるような僅かな抵抗と共に槍が胸から離れていく。彼女が彼女自身の血の海に膝をつく前に、力を失った体は抱き留められたのを最期に彼女の意識は途絶えた。 ---《百舌鳥の早贄》より
「――と、まあ。そんな夢を見たのでした」「……そんな話がありますか」相槌を打ち続けていた黄金の騎士が徐に冷めた紅茶を飲み干すと、斬鉄剣のようにばっさりと主の長話を切り捨てた。 ---《百舌鳥の早贄》より
ありえない話ではなかった。岩が、駒が、鎧がそうであるように、イズミが手に入れた剣も『生きていた』。ただひとつだけ、他の生きている武器とは違っていたが。 ---《黒をまといし剣》より
黄金の騎士のトミミスが見守る中、イズミはバックパックに詰められたネフィアの宝物を次々とテーブルに並べていく。禍々しい魔法書、謎のポーション、得体の知れない食糧、何だかよくわからないオブジェクト。「今回の目玉といったらこれかな?」 ---《黒をまといし剣》より
最後に取り出されたのは、襤褸切れに包まれた一振りの長剣だった。ネフィアに落ちている装備品には見向きもしないイズミの質をトミミスはよく知っている。珍しく武器を拾ってきたということは。「生きている武器、ですか? 長剣の使い手はいないでしょうに」 ---《黒をまといし剣》より
イズミはトロールの血を持ち出しゆらゆらと瓶を揺らしてみせ、「使えなくても、これはこれで面白い一品よ」と悪戯な笑みを浮かべてみせた。何をするかと思えば、トロールの血を刃に吸わせるべく、とくとくと垂らしたその瞬間、血は刃の表面に吸い込まれるように消え。 ---《黒をまといし剣》より
男の声が。女の声が。掠れた声が。名状しがたき声が。歓喜の声が。悲痛な声が。一人の声が。多数の声が。あるいは刃が嬉しげに震えた音が声に聞こえただけなのかもしれない。生きている武器は、鳴いた。 ---《黒をまといし剣》より
「剣が、喋って……!」「喋ったね」トミミスの反応に満足してイズミはニヤリと笑い、黒をまといし剣を持ち上げてみせる。トミミスであれば苦労はしないだろうが、イズミにとってはこの長剣を片手で構えるには重すぎた。 ---《黒をまといし剣》より
刃先は床を指し、錆びにも脂にも汚れていない黒く美しい敵意はキャンドルの揺れる明かりを小さく振り撒いた。 ---《黒をまといし剣》より
「モンスターの血を浴びてたからつい拾って来ちゃったのよ。喋る武器は私も初めて見たのだけど、これって珍しいのかしら? それとも新種だったり、実はモンスターだったり――」 ---《黒をまといし剣》より
イズミの言葉を遮るように、柄を握る手に血が滲む。まるで刃を握り込んだように皮膚が裂け、柄から刃に伝う血が吸われきれずに床へと滴った。痛みに表情を固くしたが、それもすぐに解かれる。代わりにトミミスの気が張り詰めるのを感じてイズミは指を振った。 ---《黒をまといし剣》より
「…結構強い吸血。マゾでもない限り使えそうにないわ。前に持ち主がいたのかしらね、持て余して捨てられたのか、剣に囚われて倒れたか」「生きている武器なら武器らしく、モンスターならモンスターらしく生きてもらいたいものですね。私がお持ちしましょうか?」 ---《黒をまといし剣》より
刃が乾きを取り戻したのを確認してテーブルの襤褸で適当にくるむ。襤褸が少し血に汚れてしまったが、それくらい物々しい見た目なら、わが家の悪戯っ子たちも手を出そうとしないだろう。 「いい縁があるまで埃を被っててもらうとしましょう」 ---《黒をまといし剣》より
義妹に似ても似つかない低い声が振動になって背中に伝わってくる。「どうして助けてくれなかったの?」彼女がこんな問いかけをするはずがないと理解している。だが頭では、焼け爛れた皮膚の下から延びる触手を罰として受け入れようとしていた。「――ェセル、目を覚ませ!」---《英雄の鷹》より
振り仰ぐ蒼穹と逆光で見えない表情。喉元に当てられた白刃の煌きに我を取り戻す。負けたにも拘らず清々しい気分だった。男はロイターに目もくれずに剣を納めその場を去ろうとする。「貴様、名は?」「ヴェセル」自他の境を初めから定めているようにただ問いへの答えを返す。---《英雄の鷹》より
ロイターの第一声は自分でも信じられないほどに熱が籠っていた。自分の意思を置き去りにし、ヴェセルの言う事に従っていれば自分自身を守っていられる。そうだな、とヴェセルは思案する。「私を殴ればいい。それで充分だろう」それがロイターに与えられた命令だった。---《英雄の鷹》より
「……ああ」まるで気が付かなかったとでも言いたげに、ロミアスはポーションを受け取った。ロミアスがポーションを口にする間に、あなたはまだ原形の残っていた卵料理を口に運んだ。「浅ましいことをせずとも、まだ料理は残っている」---《おうちつくる》より
あの冒険者に投げ付けられた媚薬が今更効いてきたのか、少女の視線が自身を撫でるたびに、体が火照ってくるような感覚がした。拘束されたザナンの紅血、紅の英雄と呼ばれるロイターは吐き捨てる。「…情けないな!」---《クレナズム》より
「――や。やだやだ! やめて!」ジュアの狂信者が使っていたサンドバッグのロープでジュアを拘束し、燃え残っていた祭壇へ押しやり、蹂躙を試みた。あなたのペットである防衛者が殺意の篭った目でこちらを見ている。---《いやらしのジュア様》より
奴隷商人から、奴隷を調教するためのアイテムを買い取った。奴隷を調教――文字通りの奴隷と、性処理に特化した奴隷、端的に言えば性奴隷に仕立てるためのアイテム、☆闇を照らす大人のおもちゃ『深夜のあえぎ』を。「……何をしている?」---《よりどりみどり》より
「よりによって、あのルルウィに! これは私に対しての辱めか?」「もっとぶってマニ! なじってマニ!」マニ様は汚いものを見る目でぼくを見下ろし、鎌でぼくの首を擦ったマニ。火花が散ってアピの実が焼けてしまったマニ。---《Human error》より
あなたは《防衛者の記憶》という題名の本を開いた。…――主様がジュア様を陵辱する様を、俺は黙って見ている事しかできなかった。気まぐれに投げつけられる媚薬に慣れない産気と込み上げる吐き気に朦朧としながら、一通りジュア様を汚した後、主様は――…---《防衛者の記憶》より
「…離せ、離…!」少女の目は夢と現の間をまどろむように潤んでいる。少女はどうだったかは知らないが、ヴェセルは少女に対してそういう考えを持つなど思った事がない。しかし、少女のこの様子ならば、少女はそうだったのだろうか。---《謎の白い液体》より
少女はヴェセルに詰め寄るが、ヴェセルは小さく首を振った。手の中の黒く輝くラグナロクは、まるで生きているかのように小さく脈打ったような気がした。「……あなたは、こんな絶望を抱えて生きていこうというの?」---《Sword of Obsidian》より
反射的に剣で受け止めるが、その威力にじんと腕が痺れる。間髪入れず二撃目三撃目と襲いくる連撃を辛うじて受け流すが麻痺した腕に攻撃を与える力は残っていない。「本気で来いヴェセル! 貴様の死に場所はこの俺が――」---《クレナズム》より
「あれから、薬のお陰で随分元気になられましたよ」ベッドに腰掛けたレヴラスは、同じく隣に腰掛けていたその懐かしい横顔を覗き込んだ。「そうか」「とても喜んでました…シンさんも来たら良かったのに」---《ギリギリギルド》より
「怖くはないのか?」「何を言うの? 怖くなんて……」「ならば、その手が震えている理由は?」ラーネイレは自分の手を見下ろした。まるで、自分のものではないようにそれは弱々しく震えている。---《比翼連理》より
振り向いた途端、ラーネイレの顔がおぼろげに歪んだ。そして、唇に暖かな感触が重ねられたかと思えば離れる。俯き頬を染めた彼女を見れば、今起きたことが何かを理解するのに時間はかからなかった。「こうして貴方と……」---《死体の側で》より
「でもこんな姿じゃなかったら、お前は興味を持ってはくれないんだろう?」自虐的にニノは口の端を吊り上げる。獣の姿をした人間は、彼の店で見世物になっているモンスターの頭をした人間と比べればその価値は跳ね上がるだろう。---《いち・にの・もいあー!》より
「ああヴェセル、いい所に。たった今届けられたのだが……。勿論貴様が一番に読むべきだと思ってな」ロイターはヴェセルに歩み寄り、僅かな膨らみのある封筒を手渡した。「エリシェが貴様に宛てたものだろう?」---《Sword of Obsidian》より
「お目覚めですか、虚空さんっ」まだ理解の追い付かない思考に、聞き慣れない女の声が割り込んだ。その声の主は猫耳をはたはたと動かし、娼婦のように媚びた笑みを浮かべて全裸のヴェセルを見下ろしていた。---《俺のヴェセルがこんなに這いずるわけがない》より
「あなたの大事な人が死んでしまってもいいの?」初めて、ヴェセルの瞳に光が宿る。「大事な人は――」吐き出すつもりの次の言葉が、喉に引っかかるようにして止まった。それを、認めてしまうのか。---《Sword of Obsidian》より
「妹を見る目、私を見る目。口ほどにものを言う、か」魔術師でなくとも、魔法と同じように詠唱すれば人は見えない力で殺すことができる。刃のように鋭く、傷跡を深く抉り、静かに死へと追い詰める。---《深淵の瞳》より
「無駄口を叩く暇があるならその手を叩いていたまえ」戦士とピアニスト。戦場に身を置く者と酒場を戦場とする者。石を投げられ、浴びせられる罵倒にも負けずに這い上がるのは、止まることのない魂の音をあの人に聞かせたかったからだ。---《POET》より
「不協和音は頂けないな。口を慎みたまえよ、英雄」「その文句を垂れ流すその口はどんな風に鳴いてくれるのか?」求める音が違えども、美しいものを愛でる心は愛を語り、心を騙る。ロイターは彼に一石を投じた。---《POET》より
「ふふ。綺麗ですね」指先でくるくると、さらさらと、ロイターの髪をもてあそぶ。その一房を口元へ運び、口付けを落とす。その行動の一つ一つが気障ったらしく、――やめろ、とは言えなかった。---《POET》より
「いつか忘れると、思っていた。……忘れられなかった」ヴェセルの記憶の中で最も鮮烈な色。炎、血、紅。赤を手繰れば記憶が紡がれる。その糸は、意図に反して仲間、友達、恋人、もしくは、それ以外の誰かへと繋がる。---《仲間/友達/恋人/もしくは、それ以外の》より
「さようなら、おやすみなさい。――また会える日を待っています」最期の命令は死を選んだ主を看取ること。---《ディフェンドエンド》より
「さて防衛者よ。朝食には何を出す?」「あなたの頭に一般的な朝食の献立はないのですか?」自宅警備マニと防衛者があなたの朝食を作ることになった。しかし材料は全く無し!手元にあるのは媚薬だけ。果たしてシモベが目覚めるまでに朝食は作れるのか?---《定命の朝食》より
その男の前には、常に白き鷹がいた。誰もが白き鷹に憧れた。白き鷹は絶対だった。---《クリムゾン》より
――情けないな。空気抵抗をものともしない俊敏な刃で一つ二つと切り結ぶ。それはロイターの袖を掠めた。それはロイターの髪を幾らか散らした。それはロイターの頬に赤い線を引いた。それは――「まず一手だ、ロイター」――ロイターの横腹を衝いた。---《クリムゾン》より
畳む

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