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myltyl_shelf #ミルティル
光なき気品『ミルティル』の本棚@myltyl_shelfのログまとめです。
2014年4月1日のエイプリルフールとして作ったらしいbotでした。小説の一文を流すbot流行ってたな…。

刺された腹を押さえたまま蹲る。この手を離せば内臓が溢れ出してしまいそうな予感に襲われる。動けば死ぬ。動かずとも死ぬだろう。本能は警鐘を鳴らしていたが、詠唱もポーションも使えない彼女はただ敵の刃が降り下ろされるのを待つことしかできなかった。 ---《不殺破り》より
「……でもまさかねぇ。どこかに頭ぶつけて記憶の欠片落っことしたって問題でもないし、最初っからハイさんのこと書かないようにしたってわけでもないんでしょ? だって私やミルティル、それとあのお嬢様のことも書かれてるのに、一番一緒にいる時間の長かった彼について何もないなんてさ」 ---《私はあなたを知らない。》より
「自分の存在を忘れて生きて欲しいと、魔術を用いて記憶や記録と一緒に姿を消すなんて物語もありますね。ですがこの場合、レイラ様だけが欠けているのです。もし物語であったなら姿を消すはずの本人が貴方の側に未だにいて、自分のことを忘れられ落ち込んで酒を飲みには行かないでしょう?」 ---《私はあなたを知らない。》より
そう語るミルティルの指先は器用にもクローバーの茎を編む。体が覚えているらしいその動作に目を奪われたまま、レイラは記憶の糸を手繰る。忘れていることと、覚えているものの境界は本当に彼に関してだけなのか。猛毒のポーションを飲んだ記憶や、呪いを受けた巻物に触れた記憶は、無い。 ---《私はあなたを知らない。》より
『遙か昔、イルヴァには忘却の神がいたという話は知っていますか』「忘却の神……名も無き神の欠片の話ではなく?」イズミの問いにペン先は踊った。 ---《私はあなたを知らない。》より
机に向かった主が虚ろな目をして古書物を眺めているところに呼び出された防衛者は「それ、どう解読したらいいわからない」と渡された本を受け止めた。脆い紙を金具で留めただけの、辛うじて本としての形をしているものだった。 ---《ウ=ス異本》より
ページを捲れば小さな文字が所狭しと並んでいる。文字の並びを見るに古い東洋のものらしい。挿絵でデフォルメされた人間の裸体が躍っていた。虚ろな赤髪の主は言う。「薄いからって侮ってた。絵は裸ばかりで、色んな部分が隠されている。内容がわかるようでわかりたくない」 ---《ウ=ス異本》より
「魔術の類いに関してはレオノアが詳しいのでは?」「いいのいいの。詳しいといったって読まなきゃいけないのは私で、理解しなきゃいけないのも私」第一レオノアの話はわけわかんないのよ。赤髪の主が机に突っ伏したまま答えた。 ---《ウ=ス異本》より
この薄い本が性典かただのエロ本かの区別がつかず、これ以上の解読が必要なのか判断に迷うものだった。「全く変人っていうのはわけわかんないものばっかり残すからたちが悪いわ」主は手袋をごみ箱に放り捨て大きなため息をついた。 ---《ウ=ス異本》より
後に《ウ=ス異本》と名付けられる一連の東洋の古書物は、文献不足の魔術士ギルドのメンバーを大いに悩ませることになる。 ---《ウ=ス異本》より
「……生きてる」意識を取り戻した彼女の発した声は、聞きなれない掠れたものだった。「はい、生きています。私も、主様も」彼女の従者が受け止めて肯定する。彼女はゆっくりと現状を噛み砕きながら額に触れて、自身に施された治療を飲み込んでいく。 ---《雪振る窓》より
見知った天井から視線をずらせば、ベッドの側で防衛者が濡れたタオルを絞っていた。「あなたも、生きてる。よかった。ごめん」なぜ自分が倒れたのかは理解できているが、そこからの記憶はない。気がかりだった防衛者の安否も目の前に示されている。 ---《雪振る窓》より
薄暗い洞窟のネフィアに青く浮かぶ鬼火の放つエーテルの光は、人の体を急速に蝕んでいく。衰弱した彼女が病に倒れるのもそう時間はかからなかった。防衛者が意識のない彼女の起こす空間の歪みに抵抗しながら人一人抱えてネフィアを脱するのは容易ではなかったが、何とか守りきることはできた。 ---《雪振る窓》より
しかし元より彼女はエーテル病で体を変異させて能力を向上させていた。それも度が過ぎれば毒にしかならず、甲殻を治した時の傷は粗方彼の手によって癒せたとはいえ、身体には必要以上の負荷をかけた。かけざるをえなかった。抗体を飲ませて安静にしていればあとは時間と彼女の体力が解決するだろう。 ---《雪振る窓》より
「……外は雪?」のろのろと重い体を起こす。「珍しく晴れています。……あまり動かない方が」「顔洗う。水とか飲んで、そうしたら、ちゃんと寝る」少しだけ目を閉じて今の体の感覚を覚え、再び防衛者を見つめた。 ---《雪振る窓》より
「これからはきっと晴れの日が増えるから、珍しくとは言えなくなるね」シーツの下から滑るように現れたのは蹄でなく素足であった。素足で踏みしめた柔らかな絨毯に「この感覚も、久しぶり」と差し出された防衛者の冷たい手を取り一歩を踏み出した。 ---《雪振る窓》より
防衛者。私を殺してみせなさい。経験も、知識も、技能も、私よりずっと優れているあなたが私を殺せないはずがない。そうでしょう? 今まで一人の従者として私に仕え、私を守っていた貴方が私に刃を向けられる好機なのよ。もう少し嬉しそうな顔をして。私は、それを望むわ。 ---《百舌鳥の早贄》より
二振りの赤い短剣を携え、彼女は最愛の従者へ刃を向けた。聖なる槍を持つ騎士の言葉は届かない。届いたところで刃を交えることを止められはしない。手堅く、慈悲深く、私を一撃で仕留めるつもり? でも狙わせてあげない! ---《百舌鳥の早贄》より
この刃を的確に受け止める筈と理解した上で一閃する度、言い様のない快感が背筋を這い回る。 ---《百舌鳥の早贄》より
頭の中はクリアになり、代わりに心の内はただ一人の男が侵食していく。夜を共にし体を交え心を明け渡しても得られなかったものに、命の奪い合いでようやく近づけた。でも、まだ全てじゃない。悪意も、敵意も、殺意も。全てを。 ---《百舌鳥の早贄》より
おかしくてたまらない。彼は息を乱しもしない。ただ目の前の最愛の男が高みへ押し上げていく。それでいい。それがいい。涙は止まらない。気付けば子供のように泣き叫んでいた。 ---《百舌鳥の早贄》より
向けられているのは彼自身の悪意でもなく、敵意でもなく、殺意でもない。その向こうにいる敵の思念がそうさせている。甲高い音を立てて短剣が一振り弾かれ、防御の崩れた体の中心に得物が思い切り押し込められる――。 ---《百舌鳥の早贄》より
そう、だから、それでいいの。 ---《百舌鳥の早贄》より
聖槍に貫かれ、手から滑り落ちた短剣の落ちる音。聖槍の穿った穴から生温いものが溢れて、体の芯ごと引き抜かれるような僅かな抵抗と共に槍が胸から離れていく。彼女が彼女自身の血の海に膝をつく前に、力を失った体は抱き留められたのを最期に彼女の意識は途絶えた。 ---《百舌鳥の早贄》より
「――と、まあ。そんな夢を見たのでした」「……そんな話がありますか」相槌を打ち続けていた黄金の騎士が徐に冷めた紅茶を飲み干すと、斬鉄剣のようにばっさりと主の長話を切り捨てた。 ---《百舌鳥の早贄》より
ありえない話ではなかった。岩が、駒が、鎧がそうであるように、イズミが手に入れた剣も『生きていた』。ただひとつだけ、他の生きている武器とは違っていたが。 ---《黒をまといし剣》より
黄金の騎士のトミミスが見守る中、イズミはバックパックに詰められたネフィアの宝物を次々とテーブルに並べていく。禍々しい魔法書、謎のポーション、得体の知れない食糧、何だかよくわからないオブジェクト。「今回の目玉といったらこれかな?」 ---《黒をまといし剣》より
最後に取り出されたのは、襤褸切れに包まれた一振りの長剣だった。ネフィアに落ちている装備品には見向きもしないイズミの質をトミミスはよく知っている。珍しく武器を拾ってきたということは。「生きている武器、ですか? 長剣の使い手はいないでしょうに」 ---《黒をまといし剣》より
イズミはトロールの血を持ち出しゆらゆらと瓶を揺らしてみせ、「使えなくても、これはこれで面白い一品よ」と悪戯な笑みを浮かべてみせた。何をするかと思えば、トロールの血を刃に吸わせるべく、とくとくと垂らしたその瞬間、血は刃の表面に吸い込まれるように消え。 ---《黒をまといし剣》より
男の声が。女の声が。掠れた声が。名状しがたき声が。歓喜の声が。悲痛な声が。一人の声が。多数の声が。あるいは刃が嬉しげに震えた音が声に聞こえただけなのかもしれない。生きている武器は、鳴いた。 ---《黒をまといし剣》より
「剣が、喋って……!」「喋ったね」トミミスの反応に満足してイズミはニヤリと笑い、黒をまといし剣を持ち上げてみせる。トミミスであれば苦労はしないだろうが、イズミにとってはこの長剣を片手で構えるには重すぎた。 ---《黒をまといし剣》より
刃先は床を指し、錆びにも脂にも汚れていない黒く美しい敵意はキャンドルの揺れる明かりを小さく振り撒いた。 ---《黒をまといし剣》より
「モンスターの血を浴びてたからつい拾って来ちゃったのよ。喋る武器は私も初めて見たのだけど、これって珍しいのかしら? それとも新種だったり、実はモンスターだったり――」 ---《黒をまといし剣》より
イズミの言葉を遮るように、柄を握る手に血が滲む。まるで刃を握り込んだように皮膚が裂け、柄から刃に伝う血が吸われきれずに床へと滴った。痛みに表情を固くしたが、それもすぐに解かれる。代わりにトミミスの気が張り詰めるのを感じてイズミは指を振った。 ---《黒をまといし剣》より
「…結構強い吸血。マゾでもない限り使えそうにないわ。前に持ち主がいたのかしらね、持て余して捨てられたのか、剣に囚われて倒れたか」「生きている武器なら武器らしく、モンスターならモンスターらしく生きてもらいたいものですね。私がお持ちしましょうか?」 ---《黒をまといし剣》より
刃が乾きを取り戻したのを確認してテーブルの襤褸で適当にくるむ。襤褸が少し血に汚れてしまったが、それくらい物々しい見た目なら、わが家の悪戯っ子たちも手を出そうとしないだろう。 「いい縁があるまで埃を被っててもらうとしましょう」 ---《黒をまといし剣》より
義妹に似ても似つかない低い声が振動になって背中に伝わってくる。「どうして助けてくれなかったの?」彼女がこんな問いかけをするはずがないと理解している。だが頭では、焼け爛れた皮膚の下から延びる触手を罰として受け入れようとしていた。「――ェセル、目を覚ませ!」---《英雄の鷹》より
振り仰ぐ蒼穹と逆光で見えない表情。喉元に当てられた白刃の煌きに我を取り戻す。負けたにも拘らず清々しい気分だった。男はロイターに目もくれずに剣を納めその場を去ろうとする。「貴様、名は?」「ヴェセル」自他の境を初めから定めているようにただ問いへの答えを返す。---《英雄の鷹》より
ロイターの第一声は自分でも信じられないほどに熱が籠っていた。自分の意思を置き去りにし、ヴェセルの言う事に従っていれば自分自身を守っていられる。そうだな、とヴェセルは思案する。「私を殴ればいい。それで充分だろう」それがロイターに与えられた命令だった。---《英雄の鷹》より
「……ああ」まるで気が付かなかったとでも言いたげに、ロミアスはポーションを受け取った。ロミアスがポーションを口にする間に、あなたはまだ原形の残っていた卵料理を口に運んだ。「浅ましいことをせずとも、まだ料理は残っている」---《おうちつくる》より
あの冒険者に投げ付けられた媚薬が今更効いてきたのか、少女の視線が自身を撫でるたびに、体が火照ってくるような感覚がした。拘束されたザナンの紅血、紅の英雄と呼ばれるロイターは吐き捨てる。「…情けないな!」---《クレナズム》より
「――や。やだやだ! やめて!」ジュアの狂信者が使っていたサンドバッグのロープでジュアを拘束し、燃え残っていた祭壇へ押しやり、蹂躙を試みた。あなたのペットである防衛者が殺意の篭った目でこちらを見ている。---《いやらしのジュア様》より
奴隷商人から、奴隷を調教するためのアイテムを買い取った。奴隷を調教――文字通りの奴隷と、性処理に特化した奴隷、端的に言えば性奴隷に仕立てるためのアイテム、☆闇を照らす大人のおもちゃ『深夜のあえぎ』を。「……何をしている?」---《よりどりみどり》より
「よりによって、あのルルウィに! これは私に対しての辱めか?」「もっとぶってマニ! なじってマニ!」マニ様は汚いものを見る目でぼくを見下ろし、鎌でぼくの首を擦ったマニ。火花が散ってアピの実が焼けてしまったマニ。---《Human error》より
あなたは《防衛者の記憶》という題名の本を開いた。…――主様がジュア様を陵辱する様を、俺は黙って見ている事しかできなかった。気まぐれに投げつけられる媚薬に慣れない産気と込み上げる吐き気に朦朧としながら、一通りジュア様を汚した後、主様は――…---《防衛者の記憶》より
「…離せ、離…!」少女の目は夢と現の間をまどろむように潤んでいる。少女はどうだったかは知らないが、ヴェセルは少女に対してそういう考えを持つなど思った事がない。しかし、少女のこの様子ならば、少女はそうだったのだろうか。---《謎の白い液体》より
少女はヴェセルに詰め寄るが、ヴェセルは小さく首を振った。手の中の黒く輝くラグナロクは、まるで生きているかのように小さく脈打ったような気がした。「……あなたは、こんな絶望を抱えて生きていこうというの?」---《Sword of Obsidian》より
反射的に剣で受け止めるが、その威力にじんと腕が痺れる。間髪入れず二撃目三撃目と襲いくる連撃を辛うじて受け流すが麻痺した腕に攻撃を与える力は残っていない。「本気で来いヴェセル! 貴様の死に場所はこの俺が――」---《クレナズム》より
「あれから、薬のお陰で随分元気になられましたよ」ベッドに腰掛けたレヴラスは、同じく隣に腰掛けていたその懐かしい横顔を覗き込んだ。「そうか」「とても喜んでました…シンさんも来たら良かったのに」---《ギリギリギルド》より
「怖くはないのか?」「何を言うの? 怖くなんて……」「ならば、その手が震えている理由は?」ラーネイレは自分の手を見下ろした。まるで、自分のものではないようにそれは弱々しく震えている。---《比翼連理》より
振り向いた途端、ラーネイレの顔がおぼろげに歪んだ。そして、唇に暖かな感触が重ねられたかと思えば離れる。俯き頬を染めた彼女を見れば、今起きたことが何かを理解するのに時間はかからなかった。「こうして貴方と……」---《死体の側で》より
「でもこんな姿じゃなかったら、お前は興味を持ってはくれないんだろう?」自虐的にニノは口の端を吊り上げる。獣の姿をした人間は、彼の店で見世物になっているモンスターの頭をした人間と比べればその価値は跳ね上がるだろう。---《いち・にの・もいあー!》より
「ああヴェセル、いい所に。たった今届けられたのだが……。勿論貴様が一番に読むべきだと思ってな」ロイターはヴェセルに歩み寄り、僅かな膨らみのある封筒を手渡した。「エリシェが貴様に宛てたものだろう?」---《Sword of Obsidian》より
「お目覚めですか、虚空さんっ」まだ理解の追い付かない思考に、聞き慣れない女の声が割り込んだ。その声の主は猫耳をはたはたと動かし、娼婦のように媚びた笑みを浮かべて全裸のヴェセルを見下ろしていた。---《俺のヴェセルがこんなに這いずるわけがない》より
「あなたの大事な人が死んでしまってもいいの?」初めて、ヴェセルの瞳に光が宿る。「大事な人は――」吐き出すつもりの次の言葉が、喉に引っかかるようにして止まった。それを、認めてしまうのか。---《Sword of Obsidian》より
「妹を見る目、私を見る目。口ほどにものを言う、か」魔術師でなくとも、魔法と同じように詠唱すれば人は見えない力で殺すことができる。刃のように鋭く、傷跡を深く抉り、静かに死へと追い詰める。---《深淵の瞳》より
「無駄口を叩く暇があるならその手を叩いていたまえ」戦士とピアニスト。戦場に身を置く者と酒場を戦場とする者。石を投げられ、浴びせられる罵倒にも負けずに這い上がるのは、止まることのない魂の音をあの人に聞かせたかったからだ。---《POET》より
「不協和音は頂けないな。口を慎みたまえよ、英雄」「その文句を垂れ流すその口はどんな風に鳴いてくれるのか?」求める音が違えども、美しいものを愛でる心は愛を語り、心を騙る。ロイターは彼に一石を投じた。---《POET》より
「ふふ。綺麗ですね」指先でくるくると、さらさらと、ロイターの髪をもてあそぶ。その一房を口元へ運び、口付けを落とす。その行動の一つ一つが気障ったらしく、――やめろ、とは言えなかった。---《POET》より
「いつか忘れると、思っていた。……忘れられなかった」ヴェセルの記憶の中で最も鮮烈な色。炎、血、紅。赤を手繰れば記憶が紡がれる。その糸は、意図に反して仲間、友達、恋人、もしくは、それ以外の誰かへと繋がる。---《仲間/友達/恋人/もしくは、それ以外の》より
「さようなら、おやすみなさい。――また会える日を待っています」最期の命令は死を選んだ主を看取ること。---《ディフェンドエンド》より
「さて防衛者よ。朝食には何を出す?」「あなたの頭に一般的な朝食の献立はないのですか?」自宅警備マニと防衛者があなたの朝食を作ることになった。しかし材料は全く無し!手元にあるのは媚薬だけ。果たしてシモベが目覚めるまでに朝食は作れるのか?---《定命の朝食》より
その男の前には、常に白き鷹がいた。誰もが白き鷹に憧れた。白き鷹は絶対だった。---《クリムゾン》より
――情けないな。空気抵抗をものともしない俊敏な刃で一つ二つと切り結ぶ。それはロイターの袖を掠めた。それはロイターの髪を幾らか散らした。それはロイターの頬に赤い線を引いた。それは――「まず一手だ、ロイター」――ロイターの横腹を衝いた。---《クリムゾン》より
畳む

二次創作,冒険者,Botログ

layla_note #レイラ
神の生贄『レイラ』の手帳@layla_noteのログまとめです。
2013年4月1日のエイプリルフールとして作ったらしい1日1ツイートの日記botでした。

4月1日(はれ) 今日から毎日日記をつけることにしよう。
4月2日(はれ) 今日のシチューは成功? ちょっと胡椒を入れすぎたのがばれなくて良かった。
4月3日(はれ) 野良プチにリンゴをあげたらすごく渋い顔をされた。腐ってないはずなのに。
4月4日(はれ) 演奏依頼用のドレスを頂きました。次のパーティーに着よう。
4月5日(はれ) 青髪の女の人。前にダンボールを蹴ってるところを見かけたけれど、雰囲気が全然違ったような。双子?
4月6日(はれ) 今日はトワイスさんにお洋服を頂きました。大きなリボンがあしらわれていて、裾が短い…着る機会あるかな?
4月7日(はれ) 火蟹の体液を味見したらすごく辛くて、今もまだ舌がひりひり。からい。
4月8日(はれ) そういえばハイさんの誕生日っていつだろう。神の下僕に誕生日ってあるのかな。今度聞いてみよう。
写真が挟まれている。金髪のツインテールの少女と一緒に、今より少し幼いレイラが笑っている。
4月9日(くもり) 気のせいかもしれないけれど、最近似てる人をよく見る気がする。この前は青髪の人、今日はルミエストのレントンさん。ドッペル?
4月10日(はれ) メロンパン。すごくメロンパンが食べたい気分。メロンパン。明日作ってみよう。
4月11日(くもり) 失敗して表面がガチガチにコーティングされたパンになった。食べてみるのが怖い。
4月12日(くもり) 食べられませんでした。ふかパンマンに怒られそうだけど、捨ててしまおう。
4月13日(くもり) アルナスルさんからハイさんにお酒を頂きました。明日は雨が降るみたいだから家でゆっくりしよう。
4月14日(あめ) 首の傷がなんだか気持ち悪い。今日の日記はお休み。
4月15日(くもり) 最近ハイさんが夜中に抜け出すことが多い。何もなければいいんだけど。
4月16日(くもり) そう■■■■■■■■■■■■■■■■■■イ■■■■■■■■チの■炒め■■■■■■■■■
4月17日(はれ) 昨日の日記にインクをこぼしてしまった。昨日は確かハイさんが夕食を作ってくれたっけ。すごく機嫌が良かった。
4月18日(くもり) そういえばグラウさんに頂いたレターセット。かわいくて使うのがもったいないくらい。なんてお手紙を書こうか。
4月19日(くもり) 最近ヴェルニースで病気が流行っているらしい。念の為薬は多めに持っていこう。
4月20日(はれ) 井戸から子犬を引き上げてた珍しい四枚羽のコウモリ(もふもふ)を見かけた。動物にもエーテル病発症するのかな。
4月21日(はれ) 迷子で髪を染めてて八重歯で眼帯をしているお年寄りみたいな人、どこかで聞いたような覚えが…。のぶ…ノブルフさん? 何か違う気がする。二人分の情報が混ざっちゃってる?
4月22日(くもり) みんな病気の原因に心当たりがあるみたいだけれど言葉をにごしている。肉体復活のポーションを飲んで安静にしていれば治るみたい。明日はアクリ・テオラへ行く予定。
4月23日(はれ) 乞食のエドさんによると昨日マニ信者がアクリ・テオラの壁を掘り尽くしてしまって今は何も無いらしい。なので今日は部屋の模様替えをした。
誰かに教わったらしい手話が手帳の下端に描かれている。(君さ、好きな女の子の奥歯を抜くのは良くないよ)
4月24日(くもり) 見るからにマニ信者な方々がいたので祭壇を借りるのはやめておきました。何かの集会?売店の銃器とお菓子を買い占めて大丈夫なのだろうか。
4月25日(くもり) カプールまで配達依頼。道中、他の神様に改宗したいらしい冒険者さんに会った。ホーリーヴェイルは使えませんが代わりの巻物でノープロブレム。よい旅を。
4月26日(あめ) 予想より早い雨で足止め。ちょっとページが湿ってたけど、焚き火でなんとか乾いた。この砦は既に冒険者が荒らしていったのか、壁が全く無くて寒い。
4月27日(くもり) 配達先の船長は不在みたい。しばらく待つしかない。それにしても水溜まりに親指を立てて沈んでいった人、大丈夫かな…。落とし穴ではなかったし、何だったんだろう…。
4月28日(はれ) まとめ売りされていた小麦粉をハイさんが買ってきてくれてたけれどあんなに買って重くないかな。明日も晴れるといいな。
4月29日(はれ) 南瓜 南瓜 南瓜 今はとにかくお風呂に入りたい。おやすみなさい。
4月30日(はれ) マッドサイエンティストのイフさんが実験に失敗して小火を起こしたらしく、洞窟の一画が煤けてた。それ以外に問題はなくてよかった。
5月1日(くもり) 冒険者ギルドに凄い名前の方が登録されていました。偽名?あえて悪い名前を付けて死神に魂を取られないようにするといった風習を聞いたことがあるけれど…。やっぱり偽名?
5月2日(はれ) パーティー会場に置かれていたグールドのピアノを弾いてみたらみんなお酒が進んだみたいで、ふらふらになって…パーティーは盛り上がったけれど、ごめんなさいハイさん…。
5月3日(はれ) 畑仕事中にハイさんがホイッスルを吹いたら動物に服をもしゃもしゃされたり頭突きされたり。羊飼いみたい。動物に好かれてる…のかな?
5月4日(はれ) 恋のキューピットがみすぼらしい幸せのベッド(生もの)を落としていった。もしかしたら捨てていったのかも?家が近ければ持って帰ってイフさんに加工してもらえたかもしれないけれど、流石にこれを抱えていくのは諦めました。
5月5日(あめ) パルミアに植えてある樹に、生ってはいけないものが生っているような。謎の種をどう育てればあんなことになるんだろう。
5月6日(はれ) スエンちゃんの蕪取引の様子を見に行ったら、荒れた畑に肉じゃがが生えてるのを見つけた。近くの農夫さんに聞いてみたら『いつものことだから気にしなくていい』って…。
5月7日(はれ) 畑に落ちていた宝石のようなものを拾ったら消えてなくなってしまった。近くの農夫さんに事情を説明したら『いつものことだから』って。本当によかったのかな…。
5月8日(はれ) 孤独のネフィアの主が傭兵の群れに襲われてあっけなく陥落したらしい。傭兵射手さんに報酬のハーブを分けてもらった。孤独って怖い。
5月9日(くもり) 数日前私たちが泊まった宿屋に爆弾が仕掛けられていたらしく、ガードに追われている。事情を説明してもわかってもらえない。しばらく家から離れていたほうがいいかもしれない。
5月10日(くもり) こういう時はひとまずダルフィでほとぼりが冷めるのを待てばいいと聞きました。収容所を避けて森の中を進むのが早いみたいだけど、水と食料の残りと、迷わず行けるかが気がかり。
5月11日(くもり) この辺りにたくさん生えている茸は食べたら幻覚を見てしまうみたい。食べられないのが何だか勿体ない気もする。幸い山菜や果樹が多く、クーラーボックスにも余裕はある。まだ大丈夫。
5月12日(あめ) こんな森の中に人が住んでいるなんて。古城かと思ったけれどあのツェペシュさんのお家らしく、雨も酷いこともあり一晩だけ好意に甘えることにしました。
手帳の隅に何かが書かれている。(また私のまわりで何か悪いことが起きた?)
5月13日(くもり) 勿論免罪符のことは知っています。でも今の私たちには届かない。身に覚えがないのなら逃げずに向き合えとも言いますが、この国の法は向き合わせてはくれない。■■■ 早ければ明日にはダルフィに着くでしょうか。
5月14日(くもり) やっぱりこの町には慣れない。宿とはいえ、荷物から目を離さないようにしないと。明日は何かいい依頼が無いか見に行こう。
5月15日(はれ) ここはいつも夜みたいな雰囲気。今日は報酬で何かの種を貰った。いつか植えられたらいいな。
5月16日(はれ) 拾った財布はどこに届ければいいんだろう。私が持ち続けておくわけにはいかないし、落ちてた場所近くの店主さんに預けたらいいのかな?
5月17日(くもり) 依頼でお金にも宿にも食事にも困らないけれど、こんな生活を続けていていいのか少し迷う。ハイさんはどこか楽しそうだから安心しててもいいのかな。もし何か言いたいことがあれば言って欲しい。
5月18日(くもり) 悪人の多い危険な町といっても、お店や宿屋といった施設がちゃんと機能していて大金を請求されるなどの問題が起きないところは助かっています。冒険者同士の物々交換で喧嘩がよく起きたりしているので。
5月19日(くもり) 酒場から重そうな荷物を抱えた冒険者が出ていくのを見た。パルミアでの事件に使われた爆弾はここで取引されているみたい。合言葉は赤い花と看板娘のお尻がどうとか…?
5月20日(あめ) 最近見えざる手による殺人事件が増えているらしい。心なしか町の空気もぴりぴりしていて、外に出るのを止められている。今日は魔法書を読んで一日を過ごした。魔法の詠唱はできないけれど、知識はあって困らないから。
5月21日(くもり) 情報屋さんからあの事件の犯人が捕まったと連絡が来ていた。昨日のパルミアタイムズに載っていたらしい。本当に犯人?って思ってしまうのは、私達も濡れ衣で追われたから。でも今は、家に帰れる嬉しさが勝っている。
5月22日(はれ) 運び屋さんのお蔭で明日には帰れそうです。それにしても久しぶりの野宿はちょっと不思議な気分。皆に会ったらまずは何から話そうか…。
5月23日(くもり) 久々のわが家。機械の鶏さんと透けている鶏さんが増えていたり、イフさんの部屋がなぜか広くなっていたり、冷蔵庫が空になっていた。悪いことはなかったみたい。
5月24日(はれ) 洞窟の外に小さな畑を作って、結構溜まっていた野菜の種を埋めた。謎の種は鉢に。何が生えてくるのか楽しみです。ちゃんと育つといいな。
5月25日(くもり) 最近ヴェルニースの町の中にプチが入り込んでくるんだって。食べ物を探して迷い込んだのでしょうか。凶暴なものは人を襲うし、放っておくわけにはいきませんが…。
5月26日(はれ) プチは町の中にある今は使われていない坑道で繁殖していたらしく、町長さんが冒険者さんに討伐を呼びかけていたのですが、討伐というよりは手懐けるつもりの方がたくさん名乗りをあげていたみたいです。平和的解決…でしょうか。
5月27日(はれ) 今日はプチの巣になっていた坑道の清掃をしました。プチだけでなくスライムもいたようで、足元をよく照らさないとスライムの体液で怪我をしてしまいそうでした。こんな環境の中でハーブも自生していて、不思議な生態系ができていたみたい。
5月28日(はれ) 本が溜まってきたしそろそろ本棚を買わないと置き場に困る。本棚の配達依頼を出しておこうかな…。読めない古書物は冒険者ギルドに持っていこう。
5月29日(はれ) そろそろ来月のエーテルの風に備えなければ。食糧の余裕はあるし、読む本もたくさん。古書物も届けた。あと何か必要なものはあったかな。明日には本棚も届くだろうし、ゆっくり道具の点検をしておこう。
5月30日(くもり) わが家におっきな本棚が届きました。これで学習書や赤い表紙の本、絵本が片付けられる。綺麗に並んだ背表紙を眺めるのは気持ちがいいですね。今日はヴェルニースで旅糧をいくつかと、パンの材料を買いました。冷蔵庫の中身が順調に増えてきています。
5月31日(くもり) 牧場の鶏さんも避難完了。洗濯物も何とか片付いた。受けたままの依頼もなし。あとは風を待つだけ。早く吹いて早く止むのが理想的だけど、あまり長引かないといいな。
6月1日(はれ) 畑の水やりをしていたら芽のような何かが。雑草の芽か、植えた種の芽かはわからなかったけれど…。それにしても散歩したくなるくらいのいいお天気でした。
6月2日(エーテル) 朝起きたら既に外が荒れていました。エーテルの風が吹いていても、一部の冒険者さんは喜んで外に変異種を狩りに行くそうです。町を襲う魔物を事前に倒して危険を減らしてくれるのはありがたいのですが、風にさらされた体が心配。
6月3日(エーテル) ヴェルニースの町の人が駆け込んできた。こんな天気なのに散歩してたら道に迷ったって。特に体に異常はないらしく、一休みしたらすぐに出ていってしまった。本当に大丈夫なのかな…。
6月4日(エーテル) エドさんのところのプチが興奮している。エーテルにあてられたのだろうか。野生のプチだったら人を襲うのかもしれないけれど、エドさんの足に体当たりしてるだけのプチはちょっとかわいい。
6月5日(はれ) エーテルの風が止んでくれたので掃除に洗濯にお買い物と仕事がいっぱいでした。牧場はハイさんに任せてたのだけれど、藁まみれになって帰ってきたのは一体鶏さんに何をされたんだろう…。
6月6日(くもり) ヴェルニースでは採掘をする方をよく見るのですが、最近はハンマーを降るって鍛冶をする方も増えてきている気がします。魔物の皮や鉱石から武器や防具を自作して武器屋さんに卸してるみたい。
6月7日(はれ) 今日は植木鉢の配達依頼を請けたのですが、まるで生きているみたいな苗木でした。時折動いてるような、何か喋ったような…。火炎樹の仲間の苗だったのでしょうか。それとも気のせい?
6月8日(はれ) 配達依頼は無事に完了しました。お昼に食べたパルミアの王家御用達のパン屋さんのサンドイッチがとても美味しかったです。素材が違うのか、調理器具にこだわっているのか…。小麦粉を買って帰ることにしました。
6月9日(くもり) ヴェルニースとパルミアの間にある死者の洞窟。あの洞窟は時折動く、らしい。入口の場所が変わったり、海に沈んでいたり…。実体のない怪しい幽霊のような洞窟だからそういう名前なんでしょうか。朝起きたら目の前に洞窟があったらどうしよう。
6月10日(はれ) アクリ・テオラがマニ様の聖地のような場所になっているのは有名なのですが、その聖地の機械が悪いマニ信者たちに盗まれているらしい。盗んだ機械を捧げ物にしているのか、集めているのか。罰当たりというかなんというか…。
6月11日(くもり) 金平糖を頂きました。小さな星のような砂糖菓子でしょうか。瓶に詰め替えたら綺麗だったのでしばらく飾っておこうかな。
6月12日(はれ) かたつむりが塩を食べてた…。
6月13日(はれ) カプールの酒場の近くには馬屋があるわけでもないのに馬がたくさんいる。自分で食塩水を浴びるかたつむりや、指にたくさん結婚指輪をつけた異形など、敵意のない魔物はイコールさんの実験体?
6月14日(くもり) カプールでは魚の下半身と上半身が女性の…人魚を見かけることがあったらしいです。それはさておきダルフィまで魚の配達依頼なのですが、クーラーボックスがあるとはいえ腐る前に運べるかちょっと心配。
6月15日(はれ) ダルフィが半ば崩壊していた。壁があったりなかったりしていて、町そのものが迷路のような状態に。配達は何とかなったものの、この町に一体何があったのか…。
6月16日(くもり) 吸血鬼の方をよく見かけるのですが、お昼に外を出歩いても平気なのでしょうか。本で読んだ古い物語に出てくる吸血鬼は夜に活動する、とありました。あの物語の書かれた時代よりも進化しているということ?
6月17日(はれ) まさかあの人が騒がしい牢獄から出てくるところに鉢合わせるとは思いませんでした。誰にも言うなと言われたので(言えないけれど)名誉の為に名前は伏せておきますが、黄金の騎士さんが抱えていた大量のトイレは一体…。
6月18日(あめ) 畑の野菜の一割ほどは枯れてしまっていましたが、残りは順調に背を伸ばしていました。今わかるものだと、さつまいも・レタス・キャロットかな?謎の種の方はなんだかよくわからない蔦が伸びてきています。
6月19日(くもり) 頂いた布切れでプチのぬいぐるみを作ってみようとしたのだけれど、ぬいぐるみのどこに雪を使うんだろう。ぬいぐるみの中に雪を入れた皮袋を詰めてひんやりプチぐるみ?
6月20日(はれ) 蒼紅の武器を操る剣士さんの振るうあの剣は生きている武器なのでしょうか。ファンの方?から剣さんかわいい剣さんかわいいと頻りに黄色い声が上がっていました。
6月21日(くもり) エターナルフォースブリザードという、武器を用いた魔法があるらしいです。これを使うと相手は死んでしまう。終末が訪れるものや、堕落したものなど、世の中には恐ろしい武器もたくさんあるのですね。
6月22日(はれ) 観葉植物を買おうと思っていたのですが、売り切れでした。最近プレゼント用に需要が高まっていて品切れが続いているのだとか。他にもお墓や絵画などを大量に買い込む人もいるらしい。業者さん?
6月23日(はれ) 配達の品の受取人さんが待ち合わせ場所に来なかった。できれば今日中に渡しておきたかったけれど…。未包装のミカだから、うっかり紛失してしまわないようにしないと。
6月24日(はれ) 無事にミカの受け渡しは済んだのだけれど、宿への帰りに町の掲示板を覗いてみたらあのミカが欲しいとの依頼が貼り出されていました。これは恐らく私の責任でもある。いつどこで誰に見られているか分からないのだから、貴重品の取り扱いには気を付けなければ。
6月25日(くもり) 最近やけにカバンが重いと思ったら底のほうにクズ石がたくさん…。これをジュア様に捧げるのは気が引けるけど仕方ない。宝石ならまだしもクズ石って何に使うんだろう。
6月26日(はれ) 願いについて記された魔法書を報酬で頂きました。魔術士の方にも読めなかったということで、もし私にも読めなさそうであればまた誰かに回して欲しいとのこと。確かに難解で読み解けない。読めそうな方の心当たりはあるけれど、いつか会えるだろうか。
6月27日(はれ) ルミエストには魔術士ギルドがあったことを思い出したので寄ってみましたが偶然知り合いに会えるような運のいい話もなく。そこでレントンさんがレイチェルの絵本を探している話も聞きました。あの絵本なら昔読んだことがあるけれど、もう絶版になっているのかな。
6月27日(はれ) ルミエストには魔術士ギルドがあったことを思い出したので寄ってみましたが偶然知り合いに会えるような運のいい話もなく。そこでレントンさんがレイチェルの絵本を探している話も聞きました。あの絵本なら昔読んだことがあるけれど、もう絶版になっているのかな。
6月28日(はれ) 妹のお弁当屋さんを初めて見かけました。いつもお弁当を買い占める人がいるみたいで残念ながら売り切れでした。栄養価の高い変わった食材で作られているらしく冒険者さんに大人気だとか。
6月29日(はれ) 妹猫ちゃんとの鬼ごっこで凄く疲れた。もう少し体力つけないと。
6月30日(はれ) 冒険者さんの間で金色の仮面をつけるのが流行っているのでしょうか。最近の流行というものがよくわかりません。
7月1日(はれ) ルミエスト墓所で野宿をする冒険者さんは以外と多いらしい。墓守の狼が魔物を寄せ付けないようにしているからでしょうか。ただここは雪が降ることも多いので、ちゃんと暖を取らないとそのまま命を落としてこの墓所に埋められてしまうことになるそうです。
7月2日(はれ) 海水浴には少し早いですが、カプールの海に遊びにいく予定を入れる方が多く、護衛依頼を受けている冒険者さんもよく見かけるようになった。腕に自信があるとはいってもかたつむりさんが海の側まで護衛って魔物に襲われる以上に怖そうなのですが。
7月3日(くもり) 棺桶の需要が高まっているのだとか。死体を入れるためではないらしい? 本来の使い方ではないとしたら、何に使うんだろう。吸血鬼向けの寝具?
7月4日(はれ) 今日はいつもより暑かった。直射日光を避けているとはいえ、ポーションも悪くなりそう。冷蔵庫に保管すべきだろうか。
7月5日(はれ) 今朝見た魔法使いの夢。緑髪が誰かに似ていたような気がする。誰だろう…?
7月6日(あめ) 変装セットを頂きました。変装する機会が来るかはわかりませんが、もしもの時のために保管しておこうかと。どんな変装すればいいのか考えておく?
7月7日(はれ) 野菜がいくつか虫に食べられていた。すごく大きなかたつむりが這いずったような跡も残っていてなんだか不気味。
7月8日(はれ) メイドさんが家に名前をつけようって提案をしていた。あえぐ勇者の隠れ家・ザ・ミストの住処・雪の雪月花城。…やっぱりわが家のままがいいな。
7月9日(はれ) 裏声で喋る生きている鎧の噂を聞きました。今はヴェルニースにあるらしい。きっと私には手が届かないような高価な品物なんだろう。
7月10日(はれ) 地面から生えてくるのは植物だけではなく、魔物だったり、時には這い上がる人だったり。各地で死んだはずの人が土の下で蘇る話を色々と聞きましたが、それがたった一人の不死身の男によるものだったという噂を最近よく耳にします。
7月11日(はれ) わが家にぶち模様のプチが迷い込んできた。人に慣れていて、よく人の足元でころころと転がっている。名前はブチ。
7月12日(あめ) じめじめしている。変なきのこも住み着きだしていたけれど、こちらは胞子で危害を加えてきたので家から追い出すことに。ブチは自分で魚を取ってきて食べていた。賢い。
7月13日(あめ) ハイさんに四葉のクローバーを頂きました。枯れる前に押し葉にしたいけれど、一番重そうな学習書に挟んでおけば大丈夫かな?雨の湿気が気がかり。
7月14日(はれ) サルザがベッドを汚していたので今日は寝袋で寝ます。ちょっとわくわく。
誰かに教わったらしい手話が手帳の下端に描かれている。(あの目玉は何味ですか)(マスカット味です)
7月15日(はれ) パン屋さんが間違えて売ってしまった腐った生麺を回収する依頼は時間との勝負でした。
7月16日(はれ) この家の近くに冒険者さんが引っ越してきたらしいけれど家も姿も見えず。文字通りの隠れ家?
7月17日(エーテル) 季節外れのエーテルの風が吹いていた。家にいたから平気だったけど、あの冒険者さん外を出歩いていて平気だったのかな。
7月18日(くもり) (σーσ)(+ー・ )
7月19日(はれ) この格好ってそんなに暑く見えるのかな?日に焼けないからいいと思うのだけれど。重装備な冒険者さんの鎧の方が暑そう。
7月21日(はれ) プチの巣で迷子になったプチの捜索依頼を無事に終わらせました。依頼人さんのプチは普通のプチより修羅場を潜った顔をしているので見ればわかるとのことでしたが、確かに眉間にしわが寄ったような渋い顔をしているプチでした。
7月22日(はれ) 前にシーナさんが話してた酒泥棒は捕まったみたいだけれど、最近また泥棒が現れたらしい。でも今度は酒樽ではなく、お酒の入っていない空のタルばかり盗まれている。何の為に?
7月23日(はれ) 明日はベイベーの日。依頼掲示板には演奏に関わるものが沢山貼り出されていました。レベルの高いピアニストさんを求めているみたいだし、明日も私にできる仕事は少なそう。
7月24日(はれ) 今日はベイベーの日でした。町の色んなところで吟遊詩人さんが演奏していて、騒がしくて人の話がほとんど聞こえなかったけれど、イベントの熱気でこちらも楽しくなった一日でした。
7月25日(くもり) 謎の苗に実が成りはじめていたのですが、緑色の短い毛みたいな蔓が生えていてかわいい。どこまで伸びるんだろう。
7月26日(はれ) 腐った食べ物を回収している冒険者さんに会った。このクーラーボックスに好きなだけ捨てていってくれと言われたので、何だかよく分からないけれど暑さで傷んでそうな魚を入れておいた。何に使うんだろう。
7月27日(あめ) 水たまりでクジラが泳いでいた。
7月28日(くもり) あの冒険者さんの結婚のお知らせ読んだの何回目だろう。一夫多妻にしても、多いような?
7月29日(はれ) せっかく裁縫セットがあるのだから何か作ってみたい。明日はぬいぐるみでも見に行こうかな。
7月30日(くもり) かわいいクマのぬいぐるみを買った。参考とはいえここまで凝った物はまだ作れないし、初心者は簡単なプチのぬいぐるみから始めるといいらしい。
7月31日(あめ) 来月はサウスティリスの農村で夏祭りが行われるそうです。サウスはここより危険だと聞いているし、ヨウィンでもそういったイベントが行われたりしないかな。
手帳の最後のページからクローバーの押し葉の栞が滑り落ちた。
8月1日(はれ) 神の化身は誕生日がある者もいればない者もいて、必要があれば誕生日を自分で決めることも少なくないらしい。長い寿命のうちの一年の区切りや、ただ祝いたいとか、誰かにつけてもらうとか、理由は様々。今日はハイさんの誕生日?でした。今日なのは覚えやすいから、だって。
8月2日(はれ) 町の入り口にクリスマスツリーが投棄されていたのだけれど、交易品?それにしてもどうしてこんなところに…。
8月3日(はれ) エーテル抗体のポーションの余裕はあるのですが、依頼で大量に必要となると話は変わります。大金がなくてもギャンブルで手に入れることはできるそうですが…。麻雀?
8月4日(はれ) アピの実クッキーを作りすぎてしまった。暑い日が続いているしゼリーを作ればよかったかな。
8月5日(はれ) ナルヤちゃんに聞いた、クッキーを使ったケーキのレシピを試してみたらとてもおいしかった。
8月6日(はれ) 家の周りに生えている草を夕食にしてみた。山菜や薬草、時々野菜。マンドレイクに似た葉っぱも生えていた。このあたりの環境はどうなっているんだろう。
8月7日(はれ) ふかふかパンを小石を元にして作ってみた。味は普通のパンと変わらないけれど、なんとなく嫌な感じ。
8月8日(はれ) ○さつまいも ×レタス ○リンゴ ○レモン ×グリーンピース ○キャロット ○大根 ○小麦粉 ○生麺 ×山菜
8月9日(はれ) 年の離れた親子はよくあることですが、年の近い親子ほど不思議なものはありません。それともすごく若く見えているのでしょうか。血の繋がりは間違いないようですが。
8月10日(くもり) クズや動物の骨など、どんなものにでも価値を見出す人はいます。何であっても必要とする人がいる。それは物だけの話ではないって単純な話なのに。
8月11日(あめ) そういえば頼まれていた絵本が集まった。他にルミエストで済ませられる依頼はあったかな。明日調べておかなくては。天気も晴れてくれたらいいな。
8月12日(くもり) 火事かと思ったら焼畑していただけだった。びっくりした。
8月13日(はれ) レントンさんに頼まれてた絵本を届けたら突然破かれた。ちょっと怖かった。
8月14日(あめ) 雨の降るルミエストはとても寒い。宿の温かいミルクがおいしかった。
手帳の端に遺跡の壁画のような平面的な絵が描かれている。猫のようだ。
8月15日(くもり) 宿の側にある下水道で魔物が繁殖していたらしい。昨日の雨で何匹か地上に出てきてしまっていたらしく、討伐の為宿泊者はできるだけ外に出ないようにだって。まだ外から凄い音がする。
8月16日(くもり) 魔物は魔術士ギルドの皆さんが検体に使うと残らず持っていってしまったこと、バルザックさんが町の清掃に大忙しだったこと、レントンさんの魔法が激しくて町の壁に損壊が出てしまったこと。
8月17日(くもり) 墓所の祭壇に乗っていた雪の山は一体何だろう。自然に積もった感じじゃなかった。ドッペルゲンガーや幽霊の仕業なのかな?
8月18日(くもり) 森のネフィアに果物がたくさん!腐りにくいものだけ収穫したけれど家までもてばいいな。
8月19日(はれ) 誰かのペットのドラゴンが町中で暴れていて、飼い主さんがなだめるか討伐隊が出てきてしまうかで危なかった。なんとか飼い主さんが紐で落ち着かせたみたい。
8月20日(はれ) 今日見た追放者さんの仮面、回ってたような…?
8月21日(はれ) ふかふかパンの材料に金貨を使う方もいるみたいですが、そういうお金の使い方っていいのかな…?
8月22日(はれ) お腹の中でふかふかパンが原材料に戻る夢を見た。今度から材料は食べられるものだけにしよう…。
8月23日(はれ) ブチがぬいぐるみを噛んでた。甘噛みなら放っておいても大丈夫かな。
8月24日(はれ) ヴェルニースの酒場のコロッケの具材は人が食べてはいけない肉だと噂されていますが、それでも人気があるのは美味しさの前には抵抗がなくなるものだからなのでしょうか。
8月25日(あめ) 雷がひどかった。雷鳴に混ざって畑から変な声が聞こえてくるのは気のせい?
8月26日(くもり) 畑に人の頭部のような実が生っていたのですが、これは魔術士さんに鑑定してもらうべきでしょうか。
8月27日(はれ) 畑には緑の実は最初から生えてなかった。そのほうが幸せだと言われた。レタスがおいしい。
8月28日(はれ) でもまた何か生えてた。
8月29日(はれ) しおんさんが怖い男の人たちに絡まれてたけれど、友達…?
8月30日(はれ) 黄色のプチは雷に強くて、緑のプチは毒を持つ。ベスプチと赤いプチの見分け方について。
8月31日(ゆき) 少し寒いと思っていたら、こんな時期に雪。すぐに止んでしまったけれど珍しいものをみた。
手帳の隅に猫の肉球の判が捺されている。サルザのもののようだ。
9月1日(はれ) エーテル病で雨を呼ぶことができる冒険者さん。寒い地方だと雨ではなく雪を降らせてしまうから、ノイエルには行きたくても行けないらしい。
9月2日(エーテル) パルミアに比べたらヴェルニースのシェルターはちょっと古びているけれど、数日滞在する程度なら気にならない。しばらく裁縫で時間を潰そうと思う。
9月3日(エーテル) 刺繍は一割進んだところ?続きは明日にしよう。それにしてもここは妹さんが多いような。お兄さんを呼ぶ声がよく聞こえてくる。
9月4日(エーテル) 作業に集中してる時は気にならないけれど、人が多い場所はあまり落ち着かない。気分転換に何か料理したい。
9月5日(エーテル) 避難民の間で何かトラブルがあったらしくピリピリしていたけれど、白いねずみさんが演奏で場を和ませてくれた。猫の側にいても大丈夫なのかな。
9月6日(エーテル) お兄ちゃん?
9月7日(エーテル) 妹さんの落書き帳になるところだった。明日にはエーテルの風も止むだろうか。
9月8日(エーテル) 短時間で材料がなくなってしまったのは予想してなかったけれど、裁縫にも慣れてきたような気がする。帰ったらクッションを作ろう。
9月9日(くもり) エーテルの風で畑仕事ができなかった分か、収穫依頼がたくさん貼り出されていました。今日は特に危険はありませんでしたが、まだ凶暴な野生の動物がいるらしいので気を付けなければ。
9月10日(はれ) 配達依頼で久しぶりのダルフィへ。お土産は何にしよう。
9月11日(はれ) 依頼を終えて一息ついてたらローレルさんに会った。いつものメンバーで麻雀してた。
9月12日(はれ) いっぱつ つも ぱいぱん はらぼて 明日意味を聞こう。
9月13日(くもり) ハイさんに何かあったのだろうか。何もなければいいけれど。
9月14日(はれ) エイトレイドさんからいくつかレシピを頂いた。今度作ってみよう。
手帳の端が綺麗に破れている。何かに使ったのだろうか。
9月15日(はれ) 帰りにお二人に頂いたお弁当はとても美味しかったけれど、ハイさんにはあんまり合わなかったみたい。ハイさんの苦手なもの、覚えておこう。
9月16日(くもり) サルザが何度もブチに乗ろうとしていた。確かにブチの触り心地はいいけれど、凄い執念。
9月17日(はれ) 家の近くの川。昔ここで倒れていた冒険者さんがわが家に運び込まれたことがあったらしい。
9月18日(はれ) 物々交換の依頼でやけにたくさんのクッキーを持っている方が多かったけれど、何かイベントでもあったのかな。あんなにたくさんだと食べきる前に湿気てしまいそう。
9月19日(はれ) 新聞の見出しが暴カニ女に見えてびっくりしたけれど、そんなことはなかったしそんなはずもないよね。珍しいアピの実が手に入ったので、明日はクッキーを焼こうかな。
9月20日(はれ) ・乳 ・ウイスキー ・レモンの皮 ・万色フルーツ ・赤い草
9月21日(はれ) 南瓜の討伐依頼、それも南瓜を傷付けないように倒して死体は持ち帰るように…という依頼が増えてる?
9月22日(あめ) ハロウィン。南瓜をふんだんに使うお祭りは来月末だとか。気が早いと思ったけれど、この日には皆仮装して町に出るらしく、もう衣装作りを始めてる人もいるらしい。でもやっぱり早いような。
9月23日(くもり) 食品店にあったレシピで南瓜のスープを作ってみた。南瓜って何かの液体を投げてくるから苦手だけど、甘くておいしい。
9月24日(くもり) 頂いた宝の地図、まわりに目印が何もなくて探しに行くのを諦めた冒険者さんの手から手と渡ってきたものらしい。地図の裏側には、いつかこの宝に到達するだろう冒険者さんに向けていくつもの応援の言葉が書かれていた。
9月25日(くもり) 演奏のおひねりで貰った指輪、よく見たら結婚指輪だった。この指輪は受け取っても大丈夫だったのかな…?
9月26日(はれ) ネフィアにいたビッグダディさん、リトルシスターちゃんがいるのにお酒を飲んでてもいいのかな。ふらふらしてた。
9月27日(くもり) ルミエストで変わった清掃依頼が出ていたらしい。町中に散らばったクッキーの回収だとか。先日町の人がたくさんのクッキーを持っていたことと何か関係があったのかな。
9月28日(くもり) ヨウィンの地下にある猫屋敷に赤い花が咲いたらしい。猫が種でも運んできたのだろうか。
9月29日(はれ) スティックパンのレシピは職人さんの間だけの秘密みたいで、どうしても作り方がわからない。色々試してみるには材料が勿体ないかな…。
9月30日(はれ) サルザがレンジの中に収まっててびっくりした。どうやって開けたんだろう?
手帳の片隅に誰かの筆跡がある。丁寧な字だ。
10月1日(はれ) 煙草を吸うプチもいるのですね。雰囲気が渋かった。
10月2日(はれ) 神の下僕は、仕えた主が死ぬその時まで変わらない忠誠を誓うものらしい。かたつむりでも、エレアでも、善人でも、悪人でも 等しく。
10月3日(はれ) 時折普通の人と変わらない姿のカオスシェイプさんを見かけますが、聞いた話によると確固たる意志を持てば望みのままに部位を増やすことも可能だとか。
10月4日(はれ) 迷子の子猫に帰還の巻物を無償で提供する冒険者さんの話は最近よく聞くけれど、中には呪われた巻物を渡す悪趣味な人もいるようです。
10月5日(くもり) 依頼のお礼でお酒を頂いた際に、これは暴漢対策用の酒だと言われた。相手に飲ませたり、浴びせたりするものらしい。決して自分で飲んではいけないとのこと。
10月6日(はれ) 《見るな》という本を見てしまった。見たよ。
10月7日(はれ) 現在パルミア付近のネフィアから地雷犬が溢れており、マニ信者や罠解体に自信がある者は地雷撤去やネフィアの主の討伐の協力を…といった記事が気にかかっています。何だか嫌な予感がする。
10月8日(はれ) ネフィア帰りらしい通りすがりの冒険者さんから素材箱を頂いたのですが、ハイさんが開けてすぐに箱ごと捨ててしまいました。やっぱり聞かない方がいいのかな。
10月9日(はれ) 人体錬成という秘術で死んだ人を蘇らせることができるらしいのですが、元素と大地に還った魂と肉体は元の器に戻らない?等価交換?死んだ本人を蘇らせることは実質不可能? とても難しい本でした。
10月10日(はれ) ふわふわな毛玉を拾いました。うさぎの尻尾かな?
10月11日(はれ) 幸運を呼ぶうさぎの足のお守りは知ってるけれど、うさぎの尻尾は食べるものらしい。どの部分を食べるんだろう…?
10月12日(はれ) 今日は手紙の配達をしました。泥と血で汚れている封筒でした。
10月13日(くもり) プチにも好みがあるのかな?って思っていたけれど、ブチは頭がいいからなのかもしれない?不思議と畑や貯蔵品を荒らしたりせずに、魚を捕まえてる。
10月14日(くもり) 野生のプチでも人を食べないようにしつけたりできるみたい。肉の味を覚えているかというところも関係してる?ブチは昔から魚好き?
手帳の端にオークのような絵が描かれている。どうやら人間らしい。
10月15日(くもり) マンモスは希少で、それに強く、その肉も貴重なものなので一部の権力者や冒険者しか口にできないらしい。聞いたところによると値段は多分百億gpのため、どこにも売っていないみたい。
10月16日(はれ) 魔力の結晶の鉱石とマテリアルの違いについて?
10月17日(はれ) ポート・カプールの酒場で頂いたジュースが美味しかった。何の果物が使われているのか聞いておいたらよかった。輸入品?
10月18日(はれ) 大量の木を運んでいる冒険者さんを見かけたのですが、配達か、模様替えか、植林?この辺りの木が引き抜かれていたのはまさか…?
10月19日(くもり) 踊り食い…
10月20日(くもり) エレアの髪は綺麗だと私は思います。
10月21日(くもり) 今日は、ネフィアに花を捧げてきてほしいという依頼を受けました。もうずっと恋人が帰らないそうです。
10月22日(あめ) 壊れた鉄細工の家具や機械はアクリ・テオラで無料で引き取って貰えるとのこと。修理や再生成をしたり、捧げ物として活用するみたい。でも以前に大量の廃品を持ち込んできた冒険者さんがいたらしい?
10月23日(くもり) 亡くなったペットを埋葬するか、神の元に送るかは、弔う気持ちがあればどちらでも。
10月24日(はれ) 井戸の中にエイリアンが住んでいた。意思の疎通ができたし、野生ではないみたい?なんであんなところに?
10月25日(くもり) 竜窟に潜む火炎竜は、サウスティリスの個体が迷い込んできたものらしい。西では野生の火炎竜の雛を見かけることもあるみたい。
10月26日(くもり) 家の入り口に座り込んでいた乞食を追い返しておいたとメイドさんから聞いた。その気になれば身一つで雪山を越えてくる体力を持っているから、そのまま冒険者になった方が互いの為だって。
10月27日(くもり) 依頼を達成する度にプラチナ硬貨を入れていた猫貯金箱が重くなってきた。そろそろサルザを越えるかな?
10月28日(はれ) 明日はヨウィンのお祭り。いくつかお菓子を用意しておこう。
10月29日(はれ) 和解したかたつむりと清掃員のコスプレの方が凄かった。屋台のハロウィンナイトメアがモチーフのアクセサリーも可愛かったな。
10月30日(はれ) またひとつ大切なものが増えました。
10月31日(あめ) お祭りの片付けをしていたら、畑の片隅で南瓜の群れがじっとこちらをみていた。
手帳の端に四つ葉のクローバーが描かれている。
11月1日(はれ) おばけは怖がるのに、幽霊は平気だって方がいました。見えたり、触れるものは大丈夫なのかな。
11月2日(はれ) 目が見えない人に私が言葉を伝えるにはどうしたらいいんだろう。
11月3日(はれ) 今度は庭の長椅子で酔い潰れてる人がいた。特に用はないけれどしいて言えば家の見学に来たらしい?
11月4日(くもり) 一部の冒険者たちが秘密裏に計画を進めていた、大量の染料で雲を着色する企画、やっぱりガードにばれてた。
11月5日(くもり) 冤罪のときも気になっていたけど、ガードの情報網ってどうなっているんだろう。
11月6日(はれ) サルザが外に落ちてる魚の死骸を食べてしまっていたけれど、お腹は大丈夫かな…。
11月7日(はれ) 畑にナスとトマトは植えてたっけ?ってよくよくみたら擬態したプチだった。夕方にはいなくなってた。
11月8日(はれ) なんだか変なことを書いてしまいそうだから今日の日記はこれで終わり。
11月9日(くもり) 冒険者さんが、サンドバッグに吊るされたままテレポートだけでティリス一周の旅をしているらしい。
11月10日(はれ) カバンに入れておいたはずの毒薬がなくなっていた。もしどこかに落としたりしてて、誰かが間違って飲んでしまったらどうしよう…。
11月11日(はれ) 。いさなみすやお。たっだ日一いなも何は日今
11月12日(はれ) 牧場の水桶がなぜか移動してあった。一体誰が何のためにあんなに重いものを動かしたんだろう。
11月13日(はれ) 蜘蛛の仕業なのか冒険者の仕業なのかわからないけれど、平野に蜘蛛の巣が絹みたいに広がっていました。しばらくヴェルニースまでは遠回りすることになりそう。
11月14日(はれ) ぱふぱふパン?
手帳の角が折られている。何かの印だろうか。
11月15日(はれ) スライムに乗馬する戦士をスライムナイトと呼ぶらしい。ナイトなのかな?
11月16日(はれ) ラーナ付近で恋のキューピッドのネフィアが発見されたそうです。険しい場所ですが、キューピッド目当ての冒険者にとってはまたとない機会だから、攻略にはそう時間がかからないかもしれない。
11月17日(はれ) 沈黙の霧にかかって魔法を封じられていた冒険者さんが、とても速い女の子と敗残兵の二人に助け出されていた。冒険者ではないらしい?
11月18日(くもり) 新しい服を買ったけれど着る機会がないかもしれない。
11月19日(はれ) 人より大きく育ったトマトを頂いたのですが、どうしよう。トマト料理のレシピあるかな。
11月20日(はれ) 今日はグールドのピアノを聞く側に回ったのですがなんだか頭が痛い。
11月21日(あめ) 壊れた傘を修理して売っている方がいたので購入。中には折りたためたり刃物を仕込める傘もあるらしい。
11月22日(あめ) 牧場からブチが出てきた。雨宿りしていたみたいだけど、濡れたクズにまみれてしきりにくしゃみをしてた。
11月23日(くもり) レシマスの迷宮に住み着いて果樹の栽培をしている冒険者さんたちのおかげで、近隣への魔物の被害が減っているらしい?
11月24日(はれ) プロデューサーを名乗る方がメイドさんを勧誘していたらしい。
11月25日(はれ) ラーメンの配達を頼まれた。そんなに時間はかからなかったはずだけど、伸びてなかっただろうか。
11月26日(くもり) 幽霊のはく製なんて初めて見た。どうやって作ったんだろう。
11月27日(はれ) もう少し肉を食べるようにと言われた。鶏のスープくらいだったら食べられるかな?
11月28日(はれ) 最近は冒険者さんに店番の依頼をする方もいるみたいで、知ってる方が店番してるとちょっと気まずい?
11月29日(くもり) 癒しのジュア様の信仰者のうち、地のオパートス様も信仰した事のある方は少なくないそうです。ジュア様へは気軽に改宗できることと、捧げ物の問題のようです。
11月30日(はれ) 暖炉の盗難が多発してるみたいだけど、どうすれば?
手帳から栞がはみ出している。栞紐の先で鉱石の欠片が静かに光を反射した。
12月1日(はれ) 今月のエーテルの風はどこで過ごそうか。
12月2日(ゆき) 今日はうっすらと雪が積もった。サルザはこたつの引きこもりになってしまった。
12月3日(エーテル) 風が吹いてる間に依頼品を作る仕事。納品は風が止んでからでも構わないそう。今日はポーションの調合。明日は魔道具作り。
12月4日(エーテル) 曲がった杖に魔力の結晶をはめる仕事をした。これに魔術師さんが魔力で仕上げをするらしい。
12月5日(くもり) エーテルの風がもう止んだので、杖を納品してきました。でもなんだか天気はまだ不穏。
12月6日(くもり) 昨日日記を書いた後、少しだけエーテルの風が吹いた。吹いたのが夜じゃなかったら大変だったかも。
12月7日(はれ) エーテルの風が吹いた後の凶暴な魔物の討伐依頼で掲示板が埋まっていたので、今日も家でお休み。
12月8日(はれ) 死者の洞窟がまた移動していた。地震が起きるたびに形も変わっているような…。
12月9日(はれ) 地面に寝転がって大地の声を聞くというオパートス様の信者は前に見たことがあったけど、今日見たあれはもしかしたらあの噂の地平線倶楽部だったのかも。
12月10日(はれ) 大使館はバリアフリー化の工事をしていたのでしょうか。
12月11日(はれ) 今年も聖夜祭をするのかな。みんな元気かな。
12月12日(くもり) ルミエストへかかる橋が、あの周辺で一番寒い場所だと聞きました。冷たい風と雪が身を裂くようだと。
12月13日(はれ) 街のルルウィ様の像に服が着せられていた。毎年芸術家さんたちが飾りつけているらしい。あの場所までどうやって?
12月14日(はれ) やっぱりこの時期はノイエルやラーナへの護衛依頼が多い。それ目当ての冒険者さんも多いみたいで、知ってる冒険者さんの名前も聞こえる。
手帳の隅にスタンプが捺してある。プチと花の絵のようだ。
12月15日(はれ) 酒場で聞こえてきたのはしおんさんの噂話かと思ったらシオンさんの話だった。でもしおんさんと混同してたような気がする。どっち?
12月16日(ゆき) なんだか賑やかになってきたけど、明日には街を出なくては。ちょっとベッドが名残惜しい。
12月17日(はれ) まだ遠い…
12月18日(はれ) 氷の塊かと思ったら凍死したプチだった(・、^)
12月19日(ゆき) まだ聖夜祭の観光客は少ないけれど、かえって荷物を届けやすくてよかった。今年は見たことのない屋台が多い。
12月20日(ゆき) ジュア様の抱き枕を持ってる方が多いような…?おみやげにミニチュアツリーと正月飾りを買った。
12月21日(はれ) リリィさんの病気の状態は悪く、私のエーテル抗体だけでは完治は難しいって。
12月22日(はれ) あの着ぐるみのバイトの中の方の声をどこかで聞いたことがあるような?
12月23日(ゆき) いつの間にかカバンの中にかわいい雪うさぎが入っていた。溶けない雪で作られているみたい。明日棚の整理をしようかな。
12月24日(あめ) 靴下の中に鉱石を入れるのが流行らしい。スエンちゃんとナルヤちゃんのところにこっそり入れてもバレないかな?明日の日記にいいことが書けますように。
12月25日(はれ) みんなパーティーで遅くまで起きていて、こっそり何かをする隙がなさそうでちょっと残念。
12月26日(はれ) プチの雪だるまがたくさん並んでいてかわいかった。明日には溶けてしまうのかな。
12月27日(はれ) 溜まった本を整理していたら、本の間から友情の証が。前の持ち主が栞代わりに挟んでいたのだろうか。
12月28日(はれ) 黄金のどんぐりを見つけた。これは食べられるものなのか気になるし、食べるのももったいない。
12月29日(はれ) 正月飾りのミカンが誰かに食べられてしまっていた。また間違って食べてしまわないように今度は染料で染めておこうか。
12月30日(はれ) 以前は男性だった方が今日は女性になっている?女装にしては、体の雰囲気が違っていたようでした。
12月31日(はれ) 今日で今年が終わり。やり残していたことがなければいいな。よいお年を。
手帳の角に付箋が貼られている。新年の印らしい。
1月1日(はれ) あけましておめでとうございました。
1月2日(はれ) お年玉にベルや縁起物を入れている方もいましたが、私は謎の種にしました。
1月3日(ゆき) お手紙やプレゼントの配達依頼がとても多かった。新年初めての依頼も問題なく終わったので、きっと今年も何事もなく過ごせるはず。
1月4日(はれ) 町中にあった巨大な氷は魔物か冒険者が作ったものだったのか。何かの氷像?
1月5日(はれ) お店にプチを模した鏡もちが飾られていたのですが、ひびが入ってきていてなんだかかわいそうな見た目に…。
1月6日(はれ) 子犬の洞窟に子猫が迷い込んだという依頼。洞窟の中には血まみれになった子猫がいましたがとても元気で、全部返り血だとわかった時は安心しました。汚れを落とす場所を探す方が苦労しました。
1月7日(はれ) 宙に浮いたり、水や氷を操ったり、ドッペルゲンガーを作り出したり、不思議な冒険者もいるのですね。
1月8日(はれ) 火炎石を耐火ブランケットに包んだものを寝る前にベッドに入れておくと暖かい。たまにサルザもベッドの中に入り込んでることがあってびっくりする。今日はどうだろうか。
1月9日(はれ) ポート・カプールで魔物の群れが大暴れ。夫婦喧嘩だったみたい。被害は出なかったみたいでよかった。
1月10日(はれ) 子供の頃、キッチンにあった誰かのリンゴを盗んだことがあります。罪の意識はありませんでした。その時はただ、その赤いリンゴがとてもおいしそうに見えていたのです。今になってなぜこんなことを思い出したんだろう。
1月11日(くもり) 今日は野外で魚の死骸集めをしました。お湯で戻して猫の餌にするらしい。
1月12日(はれ) 武器屋さんにたくさんの猫が固まっていた。暖かいというよりは暑くないのだろうか。
1月13日(はれ) スライムのぬるぬるの需要…体液?一体何の為に?
1月14日(あめ) 牧場に雪だるまと見憶えのない外套や残骸が落ちていたので、誰かが雨宿りをしたのかな。雪は降ってなかったけれど…。
1月15日(くもり) 冒険者さんのお家に配達する依頼は初めてでした。その荷物というのが空っぽの宝箱で、そのままこの箱を送り返すようにと依頼されたのも初めてでした。でも、二人ともどこか楽しそうで。
1月16日(はれ) 音楽チケット 交換
1月17日(はれ) 指を鳴らすだけで魔法を発動させることが可能に?高位の魔法使いだけなんだろうか。
1月18日(はれ) 神の化身の黒猫と普通の黒猫の見分け方はお腹を触ってみればわかるそうです。お腹を触らせてくれるまでの仲になれるかな?
1月19日(はれ) たらばがにはやどかりの仲間だった。
1月20日(はれ) 名前の巻物を頂いたのですが、何に名前をつけようか迷う。この手帳にタイトルをつける?
1月21日(はれ) ブラックジャックで遊んでみようとしたら、ディーラーの方がイカサマをしていたらしくどこかに連れて行かれてしまいました。また今度にしよう。
1月22日(はれ) 金貨、プラチナ硬貨、小さなメダル、100・500yen硬貨、カジノチップ。そろそろ整理しないと。
1月23日(あめ) マンドレイクのサラダは肉と野菜の料理?
1月24日(はれ) 時々すごくお腹がいっぱいになるふかふかパンが出来上がるのだけれど、何か失敗してしまっているのだろうか。
1月25日(はれ) 時々畑に動物が迷い込んでくるのですが、シルバーキャットがいたのは初めてでした。
1月26日(はれ) 冒険者の中にはペットの駒を使ったチェスをする方もいるそうです。一度見てみたいな。
1月27日(はれ) 昨日のチェスはある古城で行われているらしいのですが、中に入れるのは一部の冒険者だけだそうでした。
1月28日(はれ) 白と黒の大きな毛玉が浮かんでいたのは一体何だったんだろう。
1月29日(はれ) ヴェルニースでひっそりキャラメルが売られていることはわかりました。やっぱり私たちでは手に入れることはできないみたい。
1月30日(はれ) 貰ったさつまいものお菓子が美味しかった。レシピは秘密だそうでとても残念。
1月31日(はれ) ポーションの水溜りを踏んだサルザが喋ったような、気のせいのような?でも猫は喋るものもいるそうだし、あれは何だったのかな…。
2月1日(はれ) 知り合いの冒険者さんが雑誌の読者モデルになってたことに気付いた時、今度会ったら何を話そうかちょっと悩むかも。
2月2日(はれ) 今日の依頼は森の中の洞窟まで配達でした。月に何回か配達される食料を食べて一人で暮らしているらしい。
2月3日(はれ) イーモがたくさん採れたのでサラダを作った。
2月4日(はれ) パーティー会場で少しだけ演奏して、あとはお客さんに混ざってゆっくり会話や食事を楽しむ、プロのピアニストは時間の使い方も上手なのですね。
2月5日(はれ) プチのフンの愛好家がいるらしい。肥料としてでないなら、何に…?
2月6日(あめ) 雨なのに町中で布団を敷いて寝ていたら湿気で大変なのに、どうしてあの人はそんなことをしていたんだろう。
2月7日(はれ) アップルパイ作りに失敗してクロワッサンができた。
2月8日(はれ) ジュア様の癒しの魔法は知っているけれど、唱えるすべはありません。ジュア様への祈りのかたちを知っているけれど、癒す力を持ちません。
2月9日(あめ) 昔読んだ、助けたかたつむりが冒険者になって主人公に恩返しに来る絵本のタイトル、何だったかな。
2月10日(くもり) 冒険者の洗物の調達依頼も稀に見るのですが、標的になった冒険者さんはどう対策すればいいのでしょうか。
2月11日(くもり) ケサランパサランを見つけたら幸せになれるそうです。ほんとかな?
2月12日(はれ) 収穫依頼の時に頂いた種が芽吹き始めた。綺麗な花が咲くといいな。
2月13日(はれ) 女性の下着のみを狙った泥棒が捕まったとのこと。なんでも、ふかふかパンにして食べたかったらしい…?
2月14日(くもり) 今日は好きな人にお菓子をあげる日だったので、皆にアピの実クッキーをプレゼントしました。
2月15日(はれ) 久しぶりの妹猫ちゃん。今度はかくれんぼでした。物陰から耳だけが見えていたのが可愛かったので、それは教えないことにした。
2月16日(はれ) アクリ・テオラでは相変わらずマニ様の信者たちが騒いでいて、またもやお店は品薄状態でした。ポップコーンを売ってるお店を見つけることはできるだろうか。
2月17日(くもり) 冒険者さんが持っていたポップコーンを私のクッキーとの交換で無事に手に入れることができました。でも、よかったんだろうか。
2月18日(くもり) あの魔法使いの子は男の子、で合ってるのかな。今度ギルドに寄ったら冒険者リストを見せてもらおう。
2月19日(はれ) 地面を滑るような速さのかたつむりの冒険者さんを見かけて、あれだけ速ければ塩をかけられることは無いのかなって見ていたのだけれど、水たまりになっていた塩水で怪我を負ってしまった。私がもっと早く水たまりに気付いていれば、こんなことにはならなかったのに。
2月20日(くもり) 信ずる神によって神官もその信仰のかたちは違いますが、同じ神を信じていてここまで違いがあるものかと驚くことも時々はあります。
2月21日(くもり) 水路に落としてしまった金魚を探してほしい、という納入依頼でした。納入というよりは捜索の代行というべきでしょうか。
2月22日(はれ) 今日は猫の日だったので、サルザに魚の刺身をプレゼントしました。
2月23日(はれ) ヴェルニースに新しい雑貨屋さんができてた。あんまり長居できなかったから今度ゆっくり見せてもらおう。
2月24日(はれ) 商人のものらしき荷馬車が崖下に転落していた件を報告した。私たちにはどうすることもできない問題でした。
2月25日(はれ) 猫になる夢を見たような気がする。私も、私の知り合いも、もしかしたら全ての生き物が猫になってたかも。
2月26日(はれ) ダルフィの宿屋さん、いやらしい名前のところが一番人気みたいだけど、泊まる勇気はなかなか出ません。
2月27日(はれ) 三つの頭を持つ蛇の紋章、どこかで見たことがあるような気がする。どこで見たんだろう。
2月28日(はれ) 潮の匂いがする。月が変わる前にはカプールに着きそうかな。エーテルの風が止んだら家に帰ろう。
3月1日(はれ) エーテルの風が吹くと、海は悪魔と化す。船は声なき叫びのように軋む音を立てながら、荒れた海の真ん中で踊るという。漁師さんは子供達に、そんな話をするらしい。
3月2日(はれ) エーテルの風はまだ吹きません。即時の依頼をいくつか済ませて、今日は終わり。
3月3日(エーテル) 港に吹き始めた夜のエーテルの風は、意外にも穏やか。三月でないとエーテルに気付かないくらいに。
3月4日(エーテル) 暇つぶしに魔法書を読んでいた方がいたらしく、一部で騒ぎが起きていたみたい。
3月5日(はれ) エーテルの風をものともしない冒険者さんが魔物狩りをしていた。狩りというより、あの様子は遊んでいる、というような。
3月6日(はれ) ダルフィの地下シェルターを兼ねた賭博場には一部の人しか入れないらしいのですが、その情報が漏れてるということは嘘なんだろうか。
3月7日(くもり) 生ものの大剣ってどんな味がするんだろう(^^ω)
3月8日(はれ) ハイさんが見ていた赤い装飾の刀と白銀の刀、とても綺麗な武器でした。
3月9日(はれ) 薬草摘みの途中に見つけた花畑で四つ葉のクローバーを探してみたのですが、私には見つけることはできませんでした。
3月10日(はれ) サウスティリスには光る鳥や蟹がいるらしい。ペットとして飼えるのかな?
3月11日(はれ) お昼に喫茶店オススメの緑色をしたサラダパスタを頂いたのですが、野菜のような、そうでないような、不思議な味でした。
3月12日(はれ) 最近、何者かが家の裏にマンボーを捨てていくという事件が多いらしい。交易品なのか、たまにまだ生きているものもあるみたい。
3月13日(あめ) 魔法のインクで夢日記を書くとそれが正夢になるそうですが、あんまり効果に期待はできなさそう。そういえば最近夢を見ていない。
3月14日(あめ) 先月のお返しをいただきました。この辺りではあまり見かけない紅茶と、金平糖。
3月15日(はれ) 生きている鎧さんと虫のおじさんが酒場で麦茶の飲み比べをしていたらしい?ちょっとだけ見てみたかったな。
3月16日(はれ) つい数日前にここでサルラナを見かけたって聞いた。元気にしてるのかな。私を探してるのかな。
3月17日(あめ) ハイさんが怪我をしていたので、癒し手さんにみてもらうことにした。私に魔法が使えたら、もっと早くに治療ができていた■■■
3月18日(あめ) 一人は寂しい。
3月19日(くもり) 今日は畑の掃除と鶏の世話をしました。いくつか卵を売ってほしいという方がいるので明日は町に出なければ。
3月20日(はれ) 今日の夕食はちょっと奮発しちゃった。喜んでくれたかな。
3月21日(はれ) 久しぶりに創作パンでも作ろうと思ってボウルで生地を寝かせておいたら、いつの間にかブチがすっぽり収まっていた。膨れて変な色になってしまったのかと思ってしまった。
3月22日(はれ) 昨日はあの後少し夜更かしをしてパン作りをしたので、今日はなんだか一日中眠かった。夜に遊ぶ方は眠くならないのかな。
3月23日(はれ) スギの木の処分依頼が出ていました。とにかくお金を払ってでも敷地内のスギの木を処分してほしいそうなので、薪にできそうなものがあれば貰おうかな?
3月24日(はれ) 子供用のおもちゃみたいな銃が流行っているらしい。子供用といえど、威力は本物みたい。プチホワイトとベスプチレッドの二色だったかな。
3月25日(はれ) ヴェルニースの雑貨屋さんで四つ葉のクローバーが売られていた。今朝冒険者さんが持ち込んだものらしい。幸せをお金に替えるってこういうこと?
3月26日(はれ) パルミアの図書館まで本を配達する依頼。難しそうな本だったけど、本の間から落ちてきたメモには料理のレシピが書かれていた。このメモも今度返しに行かなくては。
3月27日(はれ) 廃棄本を何冊か頂いてきました。流行はもう過ぎちゃってるファッション雑誌と、ページ抜けのポケット薬草図鑑。赤い草や青い草の採取に役立つかも。
3月28日(はれ) 新しい手帳と小さなスタンプを買いました。ゆっくり記録を写していこう。
3月29日(はれ) 今回の依頼もヴェルニースまでの配達。明日の天気は悪くなるかもしれないみたいだから、降らないでくれたらいいのだけれど。
3月30日(くもり) 少しだけ雨が降ったけれど、荷物に異常なし。雨が降る前、空に何か鳥のような、人のようなものが飛んでいたのが見えたけれど、あれは何だったんだろう。
3月31日(はれ) 依頼も無事に終わり。この手帳には随分お世話になりました。これで最後の日記も綺麗に締めくくれそうです。

古びた手帳が置かれている。畳む

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