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幻想があなたの形をしているだけ
喉に詰まるパズル
いつか未来で落ちる地獄まで
嵐では君の涙を止められない
自分を裏切る生き方
運命を手繰り寄せたくなかった
縺れた糸を解くように
別れた糸を繋ぐように
最後はとても儚くて綺麗だから
夜明け前がいちばん優しい

瞼の裏で想ういつか
迷いに鈍感になる前
人生に刻む傷跡
知らないを知りたい
ほしがりの神様
だから今日の嘘は少しだけ
物語のタイトルは伏せておいて
『 』をささやく
傷つくことに慣れないで
傷つくまえに離れないで

優しい嘘で包んでくれたら
かすかな光だけで生きていけたのに
きっと呪縛になりえるその一言を
君の足跡に触れていいかな
忘れてもいいよ
忘れないでいてよ
やわらかな絞殺
誇り高き獣たち
振り向かないくらいがいい
誰かのための祝福

痛覚は飲み干していけ
喉元で焦がれる
どうか変わらずにいてほしい
すなわち世界は手の中に
ほんの少しの痛みを定義する
魔法使いが使わない魔法
あなたに生きてほしいだけ
あの日守りたかったもの
くらい、くらい、くらい
残り香は切ない

生きている意味
死なない理由
ハートを撃ち抜け
心が熱くなるのはあなたのせい
忘れている誰かのこと
覚えている確かなこと
夜は長い、だからそばにいて
静かな夜の眠らない夢
いつか来る別れのために
今だけは振り返るな

私の世界へようこそ
誰の為の英雄
正しくない正義
矛盾ロジック
偶像ではない崇拝
救世主は救われない
静かな海で一人
私だけがいない世界
心音は響き続ける
うたわれる物語

ショーウィンドウ
飾らないマネキン
寂しい星のまたたき
夜空の大風呂敷の前に
形の残る輪郭
かそけき灰になっても
その輝きを受け止めたくて
その夢を諦めさせて
二択に託した沢山の企み
転がした鉛筆を恨むな

もしも、まだ長い夜が続くなら
枕投げを止める理由はなくて
望めば叶う物語はここから
苺抜きのショートケーキは有罪
ソーダフロートの海で溺れたい
静かな夜に溶けた音
ひとびとを取捨選択
君のために泣いてあげる
朝が来るまで眠らない
また、どこかの夜長で会いましょう

鞄にひそめる分身
欲望を深く沈める
時には嘘をつく姿
手中に収める自信
貴女の後ろの誰か
傷ひとつなき傷物
語りかけても無言
今宵のひとすくい
私が一番死に近く
覗かれない万華鏡

お前は誰だ、お前は誰だ、お前は誰か
雄弁に語る形
完全同期症候群
まねっこどうぶつ
キャラクターの作り方・そのいち
正しいとは限らない解答
作者の気持ちを答えよ
瓜二つに仰せのままに
時を永遠にしてみせましょう
見ているよ、見ているよ、見たな

傘の中の貴方
雨の中の背中
籠の中のエナガ
森の中の夜鷹
腹の中のメダカ
瓶の中の落ち葉
瞼の中の裸
夢の中の最中
鏡の外の誰か
問の中のどれか

まるで眠るように
浮かぶ林檎
無意識のモザイク
食用水泡
ご機嫌な棺
霧の中に沈め
生者立入禁止
全て焼き尽くした後に
紡ぎ糸切り鋏
どうか今だけはお静かに

ワーーールドトリップ
オービタル・フライト
ワンナイト・オンリー・ヘヴン
スタードリフター
アンリミテッド・タイムトラベル
スモーキング・ノーライフキング
ギンガ・トワイライト
デイドリーム・イン・ダークマター
リメンバー・アフター・メテオシャワー
(果てしない銀河の旅へ)

潮騒に満ちた微睡の淵
もういない砂嵐の面影
泥人形は眠らない
絶え間無く齧られる月
ミルク味の甘い重力
人生の半分を委ねた棺
嫉妬深い真綿の締め痕
鮫は深い眠りに沈む
自覚している悪夢
呼んでいる名前が聞こえない

ふたつめの繭
海とシーツの波の違い
沈む、光が届かない底まで
春は肌を滑る霧
勝利条件不明のシーケンス
夢の中の夢の中の
子供のためのキングサイズ
夢覚まし時計
レモン石鹸の匂いがします
もし本当の自分がまだ眠っているのなら
ゆめゆめ忘れることなかれ

ひとつの国家の終わり
ミルクと蜂蜜と苦いコーヒー
誰かがそばにいてくれる
ベッドを紡ぎ柩を包む
地についた足はまだある
ぜんぶとけてきえゆく
時間を飛ばす方法
とりとめのない安楽死
生まれ変われなかった蝶

今日も同じ服を着る
嘘に抱かれた三月
窒息しそうな空の下で
目を瞑るまでは暴かれない
硝子越しに見た虚船
オールリコールペトリコール
君のための歌はなく、君のために歌わない
蓄光のパールの唯一の友達
生をふりまく夜半のこと
みらいにさよなら、そして明日には

ひと掬いに込められた願い
曇天の輪郭
かがやきは塗りつぶしてゆけ
遥か彼方の海原
七宝の呪い
踏みしめるかすかな祈り
貝は空の音を知らない
罪滅ぼしの星
命の漣
テセウスの人形

これを恵みと呼ぶならば
摂理は概念を引き裂くばかり
たった今全てを奪われたにすぎない
宇宙の雨は情熱的だってさ
このままだと溺れてしまいそう
ひなたの取り合い
歪んだ水たまりの心象風景
いい天気の基準
行き交う花が萎むまで
まだ止みそうにないから迎えに来て

この水をあらわす言葉を知らない
濡れ落ち葉の定義
もう一度水音の鼓動が止んだ
ただのくらやみに戻るだけ
協調性はきみのかたちに欠けています
輪郭をなぞられた花は不機嫌に項垂れる
わたしのための天と線
逆さ吊りの人形は二人目
ただの口実、でしたけど
魔法使いの誕生日

今はもう歌わない糸に生かされている
傘・分別・捨て方
気が晴れるまでいいよ
浅すぎる海に薄すぎる潮
独り占めのスペース
空を覆い、顔を覆う
このまま受信していたい
虹、夢、そして匂いが変わる瞬間
今日だけは汚れてもいい靴で
あなたが降られるまでわたしはここにいます

泣いてるってわかるでしょ
この紫陽花は明日から赤
水が滴ってなくてもいい女
肩と私のどっちを選ぶの
二人分を捻出するのが仕事
馬鹿は風邪引かないを実証して
あったか~いとつめた~いの中間
なるべく出来るだけ急いで早く
空との後腐れのない関係
日差しより先に待ってる

群青の底でため息をひとつ
雨上がりのにおいを忘れたくない
どうしようもない追憶に慣れてしまって
置き傘はもういらないね
水深1cmの姿見の群れ
あしたの涙
境界を跨げない理由を探してた
空気は全てわたしのため息になる
空気は全てあなたのため
洗い流す、無かったこと、それも全て

荷物持ちだろ傘の一本くらいよろしく
雨宿りには広すぎる
流れる時間を忘れさせて
味方と呼びたい今だけは
予定調和のフラグメント
こじつける切欠探し
溶けてくれない飴
暗闇と足音に変わるだけ
音も、声も、視界も、距離も
ただの通り雨って誰に言い訳するんだ

金糸を紡げばひだまり
ぬるくなったコーヒー
このままの雨間でいて
わたしがいる雨上がり
人々は花を摘んでいく
雨傘はもう日傘相合傘
遣らずの雨ではなくて
たとえまた雨降りでも
生温い風は体温に遠い
繋ぐ夜に雨恋いをする

レインカーネイト
ディライト・デイ・ライト
チル・チル・チル
エンター・ジ・アンブレラ
ウィズ・ミー・クラウディ
プレシピテイシヨン・コールド・ティア
クワイエット・ミストレス
レインボーサークル
ドロップワーク・アフター
グッバイ・サン・シャワー

曇天独占禁止法
失われた鰓呼吸
望んでいたハレノヒ
愛していたクモルヒ
あなたの知らない湿度
弾む音に嫌われている
ビニル越しにさよなら
雨の下を覗き込まないで
手がかり無しに泳げない
それでも澄んだ空を望むなら

私の一番になってください
鏡なんてみんな嘘つき
美しいと認めてください
自己と他人の認識の違いですので
輝きの数え方を焼き付けて
好きなのは自分だけ
合わせ鏡の間
ひび割れる日々
証明できない模範解答
本当の自分探し

永遠の眠りでもよかったのに
君の曲線が好き
親殺しの夢魔
春をしたためる獣
極彩色が触れる頬
現実を飛び越えて
蜃気楼を編む
音楽は叫ぶ
真実のままを許さない
断末魔になるまで

静寂は嵐のように
純粋な悪意に触れてみたい
人間になりきれなかった
怒りと悲しみを形容しないで
生ぬるい蜜の味
見てくれだけは立派なもの
真夜中の椅子取りゲーム
本能と呼べればどんなにいいか
最後に忘れてしまうこと
水は全て海に帰る

明けない夜の太陽
見たければ会いに来なさい
平穏はただ一人の犠牲の上に
鍵はあなた、錠はわたし
終末の眠り姫
満たされたものが希望であれば
目を塞けば闇になる
人間になるための儀式
夢から覚めれば時は動く
シュレディンガーの魔女

雪のように降らせてみたい
この痕が消えたら続きをしよう
独占欲の表し方を知らない
誰も知らない顔を見せながら
泥濘の中心
泥濘に心中
形を確かめ合う行為
命の交わりならば殺し合い
否定しか吐けないから貫いて
散るも満ちるも君次第

染めるなら紅にして
下すなら神のご機嫌にして
切るならあの人との関係にして
繋ぐなら誰もいない隙にして
振るならなかった事にして
握るならこの命は好きにして
引くなら背中は頼りにして
余るなら互いに馴れ合ったりして
組むなら都合のいいものにして
離れるなら最期の時にして

言葉は刃であった
感情は惑星の重力
瞳の奥に閉じ込めたい
光に近づけば消え行きて
数式で表せない公式
記憶の改竄は信仰となり
刃にかざされた肉体
糸が絡むは誰の意図
文字にすれば腑に落ちた
あなたを/わたしをあやめるもの

狼と一角獣
常世の海
涙でしたためていました
傷つけあう日々
喉を潰した金糸雀
アメジストと金平糖
満開の傘の下で
レイニーカーテン
メイドインフラスコ
翼の保管庫

僕のために枯れてくれるのでしょうか
蜜、私にはそれが悪質な悪戯に思えた
飛ぶことも落ちることもできないのであれば
誰が為に警鐘は鳴る
野ばらの戦に白ゆりの誉
星が空を埋めてくれるまで
人々に隠された音楽
それはとても鋭利だったため
悲しみが去っても怒りだけは残り続けた
執着点

喉の春よ未だ咲き
微温湯に永久の眠り
21gへの逡巡
消えない炎
痛みのないさよなら
あなたを知らない海でも生きて行けたのに
緋色のたましい
楽園の底
鮮やかな愛のはざまで
悲しみが歩みを止めて

おはようのキスとおやすみのハグ
まだ温かい布団と残された手紙
ダンスホールと甘い罠
貴方と終わらないお茶会
眠れぬ夜と迫る朝
傾国少女と一人の奴隷
三つの願いと一つの確約
箱の中身と見えない明日
苦い現実と辛い幻想
咎人と囚われの少女

止まなくていいのに
別れ
曇の下
遠い背中
真紅の匂い
洩れた愛と灰
永遠の夏の魔法
完璧な拒絶でした
幻想の中に生きてた
多分きみに愛されたい

運命は嘆きを許さない
失恋と呼べればいい
太陽を殺しました
結末のかたち
悲鳴事
眠る少女の傍ら
もっとないてよルーガルー
パラレルワールドよりも近く
死神の子
宝石の雨

白薔薇姫
信仰に口づけをどうぞ
一度きりの人生ですので
霧雨の魔法
全ての不幸が訪れますように
不運の菫
足りない運命は間引かれた
きっと救われたかった
諦めの悪さは自覚したので
守れないならいっそ

黒百合姫
息継ぎを教えておくれ
一夜限りの子守歌
嘘の数だけ笑ってあげる
ずっと息をひそめていたのに
後悔の骨
英雄譚に託すふたり
あなただけの指先を愛した
返事はまたいつか
重力は恋に溺れる

肌で確かめるいのちの抜け殻
満ちていく血潮が誓いを確かにする
盗ませて紅
決意と覚悟の上に生まれて
水面の下で眠っていた
逃れられない死の中で
砕いて頂戴
宝石或いは腐乱死体
海の中の秘密にしておいて
きっと、お似合いですよ

ぼくたちにはこの幸福だけでよかった
踏み躙れば零れる色
目に見えるものだけを信じなさい
本性を暴いて摘むならば
砂糖漬けの永遠
普通でありたかっただけ
花を吐く人
こんな私に見向きもしないで
心変わりと呼ぶには甘く
あまりにも幼すぎていたのだ
770
石にしてしまえばずっと一緒
真珠になった宇宙の怪物
夏色の侵食
姿を映す魔法
ラムネ味の月
花で飾られた詩人
似つかない双子の太陽
音のない景色
青薔薇の因果
爛漫の渦

隣にいられなくてもいいよ
感情の名付け親
濡れた花
まといて慄すもの
廃材アートと僕の芸術
たとえば雑踏の中で私を思い出して
幻覚を見ていてよ
呪いは想いより優しいもので
せめて手をかければよかった
理に夢中

赤い糸の原理を知っている
芽吹きをただ愛でていた
待っていたのは時が静かに流れるから
手折る先から腐っていくまで
脈打つ音は聞こえなくとも
傷はずっと高くまで
宇宙が植えられている
両手が届かない場所に行けたら
どうか悲しまないで
椿姫に恋をしている

星のめぐり
遠い遠い旅路の果てに
向かい合う果ての光よ
翼なきものたちの空
彼方からの言葉より
朽ち果てるともいつか
世界が生まれ変わるなら
燃え尽きる瞬間に
救われる日まで
孤独を愛でていよう

舐め合うだけの傷はいらない
夢魔は死んでしまった
無償の愛なれど無慈悲なもの
とけてゆく悲鳴
「約束だから」じゃなくて
影しか愛せない
やっぱり傷つきたくなかったのです
孤独な君に恋をしている
ありふれた僕を見ないで
触れるだけのキスはいらない

永遠を焼かれてしまった私みたいに
ヴェールは今も黒だった
では何を救済としていたか問おう
結ばれた糸の色を知っていますか
混ざりあえば濁るもの
復讐のための愛なのです
それが人生の墓場ですから
玻璃の海が割れる音
運命を繋ぎ直した赤い糸
どこにでも行けると信じていました

そして書は綴じられる
大喰らいの幕引き
一人で始めた戦い
歩みを止めた先にあるもの
雨音が言葉を繋ぐなら
遥かなる未来で
君を救い、君を巣喰う
優しき刃はふるえない
闇より白く
そして書は閉じられる

選択肢がなければよかった
確かめるには生贄になさい
長い映画のようなまどろみ
きみに朝が来るまでが夜
リセットと生まれ変わるまで
うつろう影に弓を引く
お前の海は赤いので
妄執を溶かしたミルク
噛み砕いたら与えよう
爪先だけが正義を示した

ずっと自分を信じられずに生きていました
砂の海でさらってください
つがいのはばたき
この羽に炎が灯るまで
悲しみは星々の蝶
唇は召喚の霜刃になれ
燃え尽きた灰色を確かめている
愛を囁く雨の下に
生命装置と管ひとつの飛翔
沼の底でモルフォはうたう

あの人の爪先
咲き初めしアンバーのすべて
硝子は霧雨となり溜息になる
凶器は三日月
退屈な渦のひかりと一緒に
血潮の流れる機械
ただひとすじに重なれば
燃えるように熱く
緩んだ螺子
屑鉄たちが笑う

あなたは刀で私は鞘で
理由をくれるなら人でいよう
不完全な人の器に押し込めて
尾を渡りもっと近くへ
もう友ではいられない
この傷を覚えてる
ここはあなたの死に場所じゃない
英雄と龍
神話は英雄の顔をしていない
私の愛した最後の光

届きそうな光を見つけたいよ
新月の夜に会いましょう
魔法少女は夢の底
だって星が死ぬのを望んでる
蜜蜂は殺人を犯した
シーラカンスはずっと見ていた
海月が覆い尽くすまえに
信仰に従いなさい
よこしまな永遠ばかり
四月の罪人は唱えていた

もしも忘れてしまったら
もしも君に会わなかったら
もしもこの手を離してしまったら
もしもこう言ってたら
もしも明日世界が終わるなら
もしも時間を戻せたら
もしも嘘をつき通せていたら
もしも涙を流せていたら
もしも君に会えていたら
もしも忘れずにいられたら

拝啓、お元気ですか
引き出しの中にしまっておいて
押し込めた感情が形になっていた
滲んだ文字だけが正解
言えない言葉を塗り潰している
暗号は燃え尽きる最後に
どこにも届かないのは知ってたよ
瓶詰めの恋を捨てに行く日
その気持ちを食べてしまいたかったんです
追伸、またいつか会いましょう

君だけの何も言わない死者
永遠を待つ夜の歌
清らかな映画のような
口づけはいのちのために
溶けていくお伽話なのに
眠れない日はそっと撫でて
戻りたいよ、今更戻れないよ
とても安らぐ死の匂いがして
あなたを今すぐ抱きとめたい
愛を知らずに爪を立てた

約束は思いの屈折
氷の化石
さかさまの悪夢のそば
あの夏の流星群のよう
沈黙に恋して
流氷のはじまり
月光でさえも孤独な憂鬱
とけたカナリアの運命
夜の力に隠された春
レプリカが知っているだけ

春ノート
私が色づくとしたら
きっと明日もそう言うわ
雨女に傘を頂戴
ひとしずくは誰の為
ぼくらの魂は海の果てまで繋がっていた
抜け殻はいつかの夜明けまで
魅せたい私は二つの顔をしている
恋しくて望んでしまった孤独
飲み込んだら傷吐き出したら呪い

眼差しを奪い取ったら始まりの合図
空になり静かな朝のはずだった
やがてかなしき鳥籠あつめ
にぎやかな写真のそばでいつまでも囀っている
君だけの咎のあいだに
検閲されたハッピーエンド
明日からは非日常
言わないでおくのは僅かに残った呪いだけ
運命の人じゃなかった
笑顔より泣き顔が見たくなったせい

美食家の前口上
銀の器に満たされた赤
気まぐれな私の注文をどうぞ
一口目は血肉に還って
だけど何を満たしてくれる?
メニューに無いなら今ここで
重みは全てがきみのため
香草、鬱憤、二人の結晶
なぜこんなにも愛してしまったのでしょう
マーダー・ラスト・オーダー

ゆらめきを愛し続ける穏やかな時間
パラドックスの羊をどうぞ
明け方の愛を怖がるなんて
飼い猫は自分自身の文字を知る
黄昏ならもっと赤に
黒いナイフに花が欲しくて
寂しがりの両手
引き金をひく咆哮
嘆きの影を知らない魚
灯火より大切な闇

沸騰する血潮
君が君であるために正義の話をしよう
ある幼い少女の証言により
鈍い炎の情動
純粋無垢な免罪符
奪われるものが顎門であればこそ
賽は投げられ、枷は求められた
理性を噛み砕かれた獣
ただ許しなど必要とされない
最後の弾丸はあなたに

死よりも恐ろしいこと
それで終われる話なら
優しく殺して甘く愛でて
マリア様の金は誰のもの?
屑達の仲間入りでも構わない
憂鬱は黒に染まる
人を嫌う脇役の日
道化を殺し無限に続く魔術
死体に引きこまれそう
心臓を奪いに来たよ

君の瞳が光で淀んでしまう前に
血は絶えて音が残るのみ
両手で足りないというのなら
きれいに羽ばたいてみせて
美しきものと呼ばれたかつての残滓
自我崩壊
繋がりを欲して濁り続けてしまうのか
唯一無二の進化論
その炎は命を燃やすとも
ゆえに我らは孤独を好む

見えない明日の境界に抗うから
最後の光が溢れてしまった
悪夢ならまだ覚めないで
深夜三時のノクチルカ
夢を抱いて眠りたい
窓を叩く嵐の夜に
三本足の支配者
明け方には嘘
肺に月を注ぐ
羊と後悔

月が笑う
舞う幾千の煌めき
きっと僕は二人目
いつかきっとその場所に行けたら
手の届く場所で歩みを止める
身を焦がすのは同じ炎
人として道具として
たとえこの身が折れようと
心までは折れはしない
喜びは花開くように

未来の為の犠牲
あれが歴史の礎ならば
今なら救う為の依り代があった
見捨てるだなんて言うな
世界に死ぬことを望まれているから
静謐の一太刀
夜を駆ける子供たち
見えてないとでも思ったか
また、会えるよ
あの人には伝わらないだろうけど

冷たい氷の奥底で
ポケットの中には
使い古しのテレカ
燻る灰色の理論
赤い糸がんじがらめ
亡霊でも灯篭でも記憶でも歴史でも
生きる為に斬る
この切っ先が届かなくてもいい
ただの飾りじゃ鈍るだろう?
お気に召すまま使ってください

キャンディウォール
迷夢
夜の息吹
10月の幼き魔法
コンパスはもう要らない
愛しかった欠点すら汚れて見える
腐った苺を踏み潰す
溜息は森の深くに
生き埋めにされた死体
もっと傷ついてほしいよ

傷に心が躍るのを自覚する
背く花の痛みを知り
水槽で溺愛して
極彩色の海
雪に溺れる
真っ青な夜間飛行
きみに404されたい
翡翠と翡翠
腐乱した宝石
あなたが幸せが私の幸せだった

さいはての跡地
何も見えてはいないから
とうに見捨てた星
変わらない関係を求めて
次はどの星になろう
君の驚く顔が見たいから
声枯れるまで愛してあげる
君の為に送った薔薇の棘
言の葉の道
言い出せなかった恋の行方

もう雑音にしか聞こえない
だから大切な物を奪っていくね
銃声は一つ
硝子の靴を壊してみせて
天球儀の銀河
まなざしはサムシングブルー
呼吸のひとつに
フローラ、目を開けてごらん
あたしのあした
永遠の災禍

あなたの名前しか知らない
だから×してあげる
だから×してほしい
魔法を呟けば私は一人きり
音も光も失ってしまう前に
春の今際に
うつくしく姿を変えるもの
白の目覚め
円環テレプシコーラ
英雄は死んだ

やがて僕を思い出すなら
いつかの青
そして、彼女の世界に色彩が生まれた
この言葉が正しいかどうかは
時間が解決するのは僅かに残っているから
終わりが来れば
いつもいる君がいない
ずっと君のことを見てきた
踏まれて引き千切られてそれでも
夜明け前には

週刊アラミタマ
あなたがいいのと言えずに午後
あくびをする男
明日の女王は息をする
おかえり悪魔の子
あなたと同じ夢を見ていたかった
いつまでももがいている
ほんとうの爪痕
私は誰って叫んでる
逢魔時に会いましょう

最も尊き獣
始めから叶えられていた願い
もう何も触れられることなく
憧れとは違うもの、愛とはまた遠いもの
世界の愛し方
感情は反転する
昨日までは好きだったよ
何もかもが私を逆撫でていく
君への理解が理由を深めている
愛しい憎悪に言い訳は要らない

深紅が記憶を呼び覚ます
私の名だけは残る
きっとそこにはいないけれど
沢山の土産話を残しておいたから
目覚めた時にはなんて言おう
あなたの墓標にさせはしない
眠る場所が冷たき石でないことを
せめて幸せな夢を見ていて
何千回何万回の夜を越えても
欠けた空への祈りは遠く

その血潮に聞いてごらん
この夜は長いから
今度は追いかける側だね
すぐに追いつくからゆっくりしててよ
あなたの為の朝になる
歩んだ道と刻んだ道
私の代わりに伝えておいて
運命に囚われてるとは言わせない
竜は永遠の眠りから目覚める
過去と未来の架け橋

人身御供と呼ばないで
君は希望を乗せて待つ
時が全てを飲み込むまで
命を願いを想いを繋ぐということ
いつかの明日に矢を放つ
宿命と言うのなら
それでも忘れ難き人
血が呼ぶ、命を呼ぶ
思い出だけでなく歴史として
名前だけは憶えていて

針のない腕
水深1.5mの病熱
秋に散る雪として
頭のない鶏
撥ねた椿の数だけ
鏡のない道化
君だけが知らない話
君もお食べよアリス
ステップは誤魔化しておいで
月のみなしご

乖離戦争
旋律と君の重なる塔
糸の繋がる小指の痛み
不器用な人だから
ただ一人踊らされていただけのこと
一歩踏み出す勇気がほしかった
やがて竜になる
私の中を教えてあげる
いっそ存在ごと消えてしまえ
どうしてまだ生きていられるのかな?

きっと全てを認められる
許容こそが愛だった
君のためなら
次は何をすればいい?
永遠の契約
世界を敵に回しても
犠牲とは思ってないよ
血を分けるなんて畏れ多い
障害を取り除くまでは
君の髪を切り肉を食みたい

硝子細工より儚くて
海の底で真珠になりたい
いつか海に帰るときは
ダイヤモンドが砕け散り
僕たちずっと一人でいたから
砕けたときはそばにいてね
光る泥団子でありたいなら
砂と一緒にさらっていくよ
ルビーは音もなく滴る
歯、爪、骨、やがて土に還るまで

この星の名前を教えて
天球儀でわかるだろうか
最後の人類が見る光
星々ひとつなぎ
君は今どこにいるの?
月に行かなきゃよかった
銀河刺繍
どちらが先に星を撃ち落とすか
見た目よりずっと近く
時間と距離の重なる場所で

はばたきは青く
一緒に埋めようか
季節は真実を隠して
二人だけの暗号
神様が見てるというのなら
何でも話してごらん
誰の助けもいらない
魘される前に起こしてあげる
これからのこと、それからのこと
夜が明ける前に

見えてないのはほんとだよ
初めから全て嘘だったように
あなたの優しさが私を魔物にした
散るか落ちるか
刃に子猫の戯れを
最後まで深く届かせて
世界を救えたとしても
たった一人を救えない
季節も巡り巡り
心はとうに捨ててきた

愚者の行進
知ってしまえば戻れない
引き止めるには弱すぎて
最後のわがままを聞いて
夜を泳ぐ尾
あなたがいるから私が生きてる
初めから何も始まっていなかった恋
未練と同じくらい
あなたになりたかったのかもしれない
闇の中の光

掠れた文字の本音
夏の落とし子
壊せなかった関係は壊れ始めていたのに
差し伸べられた手はすり抜けて
あなたの光
肌で感じるように
さよならじゃないけどお別れだね
言葉は呪いのように
星々を抱く夜
黒猫を抱いて

待っていたのに待っていたのに
いつだって掴ませてくれない
隣にいるのは私じゃない
研ぎ澄ます痛みが溢れても
あなたの幸せを願っていました
届いてはいけない距離まで
堕ちた獣
時間が距離を近くするなんて
あなたをうまく見送れていましたか
熱を冷ますようね

確かに笑っていた
あの色をもう思い出せない
芽吹きを待てず
素足ならどこまでも歩いて行ける
悲しみはざらついて
アメジストは眠る
重ねた手のひらが語るなら
硝子一枚に心ひとつ
追憶は眩暈を描いていた
瞬きの間に
260
君のことをどこかで知ってる
触れない痛みで君を殺す
最初からずっと一緒だった
きっと君は優しすぎる
迷いなく刃を踏むのなら
光さえ失わずにいて
割れた鏡
滴り落ちる黒曜の感情
歩みを止めることはできない
影のように光を追う

聞こえていたのは声なき叫び
純粋な願いに背中を押されながら
一番深いところを晒した共犯者
それが誰かの為だと言うのなら
自分の事には目を逸らしていて
君が目を逸らすなら僕だけは見ている
まぼろしの残した傷跡
思い出の寄せ集め
だから足りないひとつに
その感情は暗い言葉で誤魔化して

優しい夢なら永遠でいて
誰かを犠牲にして生きてしまった
どうしようもないお人好し
二人きりの儀式をしよう
記憶の中の存在
はたして僕を何と呼ぶ
痛みさえも愛しげに
選ばれなかった選択肢
命がいくつあっても足りないのなら
今なら全部知ってる

何にも染められず、無垢なるままに
あなたが白、私が黒
争いの切欠は、いつも些細なことで
命の水、肌を伝う蜜
恋の味、失恋の味
大人になる、その一口目
甘い糸、ほどけて
私の舌先が、騙されるまで
愛されるなら、苦いのが好き
空に溶ける、遠い海の波

私の中に白線を引く
月曜には君の骨を食べる
寒がりなのはまるで君だね
全部砕いて飲み込めるなら
触れるにはあまりにも脆く
一番の不幸になりたい
花いろの帯
一番理解していたつもりの
死に場所を求めるよりも
それを君は盾と呼ぶ

最後のひとつなぎ
光の雨が降る
君の望む結果
緩慢な自殺の方法
僕たちの戦争
奪われた声
ねえそうでしょう
繰り返す日々
どこかで聞こえる
私を殺す方法

浅瀬をゆく
それでも笑って
爛漫の空
蜂蜜酒をどうぞ
徒花
長くないと知っていながら
見つめ返す深海
決定的な境界線
滲む手紙
毒苺ジャム

悲しむことはない
本当のことは言えずに
記憶を閉じる
リコシェ
葡萄酒の瞳
一匙の迷い
旋律が錆び付いていたなら
私が骨になるまで
殺してしまえと聞こえる
もう泣かないよ

赤か黒か決めるのは
少女の終わり
世界の選択をしよう
神を騙る人の手、神を語る人の手
あなたはそれを不幸と呼ぶのか
古びた手帳に刻む思い出
そういえば絵が下手だった
神に奪われたのか
幸せのおすそわけ
そして少女は大人になる

雪のような静寂の中で
誰にも汚されぬままに
あなたとの思い出は消えてしまうの?
少しだけ幸せな私たちの結末
赤い月の笑う夜
夜が明ける前に踊りませんか
大地を射る天の弓
月は人を狂わせるなんて誰が言った?
クリムゾン・ムーン
二人だけの冒険をした

語るための言葉を忘れてしまいそう
手を繋いだら分かり合えるよ
大きな猫がやってきた
麦と苺とロンド
手を繋げば縁
覚えているよ色違いのお友達
純白のドレス
狙い打つには多すぎる
断ち切り難い意図
ドレスはとうに脱ぎ捨てた

優柔不断ではなく八方美人でもなく
好きだと言わせて
小さく弱い虫の英断
縛り付けた鎖の行方
魔法使いになれなかった日のこと
はじまりの人形劇
妖精のカフェテリア
戦争の始め方
口移しの呼吸
真実を知らない
私に向ける声の高さ
ページをめくれば思い出せるのに
記憶の中のあなた
自分だけが取り残されて
瞼の裏に描く思い出
約束を破ってしまうかもしれないね
幼き日の指切り
手紙なら代わりに綴るから
そこには綺麗な花が咲くのでしょう
あの人の愛した世界を、

孤島に咲く劔
生きる世界を違えて
踊る剣の煌き
小さな棘の大いなる攻撃
自由を知る羽
囀りの剣
小さな小さな一撃
あの花が咲く頃
海の向こうの友達
枯れゆくものへの鎮魂歌

闇を走る
何物も私を傷つけられはしない
触れる爪、届かぬ牙
血の契約
咲き誇る真紅の薔薇
狼の血は甘い
好き嫌いじゃなくて弱点でもなくて
夕日に笑う吸血鬼
すきのしるしのきす
息をするように契約を結ぶ

あなたはどこにいるの?
君の名を呼ぶ
届かぬ知らせを待つばかり
帰る場所の守り手
長い時の先
全てが終わったあとのこと
待つばかりが忠誠ではなく
目を背けることへの恐怖
向かい合うことへの恐怖
知らなければ幸せでいられた

人でもなく獣でもない
人でなしの冒険
どっちつかずの生命体
君は確かに人だから
私を人のままにして
誰かが泣くのかな
欠けた者同士埋め合えばいい
それは彼女ではなかった
手探りのまま命を与えた
心を持つ化物

全部嘘
ずっと借りてるだけ
今度は外さないで
本当のことを知らない
二人だけの秘密
同じ時間を生きた相棒
縋る約束と遠い時
きっとバレてた
一つだけは本当
また笑ってください

はじめまして
スミレの裏切り
人形の価値
あなたの為に妬いたの
また目をそらした
被害者の供述
デザイア
すべて消えた後に
君についての号外
誘われた箱庭

息さえ吐けない
開いて見せて
グローリー
壊れゆく空の果て
一か八か丁か半か
記憶の扉
勝負事
さよならを言う日
光の狭間
まがいものでもいいと言って

死して宿る愛は美しい
立ち止まる理由
何も言わないで
わかるけど許せないの
いつか思い出して
泡沫のロンド
奴が目覚める
茨の王
エイジア
星の弾丸

解き明かす感情
理解と納得
砂糖菓子の溶け合うまで
一瞬なら飛べる
焼け野が原
手の中の光
どれほどの想いをもって
星が堕ちる
0:01、メールはまだ来ない。
夜行

月の障り
夜を纏う
剣を取れ
振り返れ
後に退け
繰り返せ
矢を番え
引き絞れ
解き放て
身に纏え

心の廃墟
道の終末
水の月輪
灯の太陽
箱庭の雫
禁足の雨
玉響の光
胡蝶の夢
光明の影
僥倖の兆

真と偽の分岐
陸と海の境界
朝と夜の境目
有と無の存在
今日と明日の時間軸
白と黒の交合
私と貴方の相違点
心技対立
嘘と真実の証明
二次元と三次元の乖離

孤独の世界
廃墟と楽園
戦争と平和
天国と地獄
努力と天才
狂気と快感
破壊と創造
尊敬と畏怖
螺旋と直線
最初と最後

ルージュ・ノワール
彼岸花のように
夜の帳が下りる頃
嘘より赤く染まった
見えない所は違う色
小指と小指で繋がる
酸化する血液
世界の終わりのような夕焼け
兵隊と聖職者
ルーレット

種族保存の欲求
生殖能力の有無
人間の感情の問題
下品禁止
射怪鳥事
恋の空中分解
雪に咲く花
へんないきもの
へんなきもいの
倫理観の相違

この世の終わりを見届ける者
閉ざされた世界について
流るる水に踊らされ
幾千の夜を越え目覚める君を待ち
茜差す君の瞼に口付けを
孤独な星々に輝く
スター・コメット・ミーティア
見えるものを見るのは飽きた
来世で会いましょう
人の数だけ凛と咲く

恋に溺れてる
人工呼吸は必要ですか?
ドキムネ不整脈
恋奴隷の貢ぎ物
愛、上を
すきのしるしのきす
結い止める縁
繋ぎ止める理
いつか来る未来の為の
春を抱きしめる

震える喉を、
世界の意思を呼び覚ますとき
魂操りの糸
ただ白く染まるそれを、
捨てよ。その愛は枯れている
ある朝、枕元にしのびよる
矢は放たれた
手招くもの
召しませ天を
ただ、雨に打たれていた

ささやかな珍事
拒否は拒否します
前菜は時間稼ぎ
スレイブアンドマスター
月を見るための炎
目標アルファ
天然の迷宮
ツートンカラーに身を染めて
いつか永遠の眠りにつくまで
唇に踊るマジェンタ

結い止める縁
繋ぎ止める理
ハレーゲイザーは夢を見ない
友の屍を越えてゆけ
やまない雨は無い
我らのバレンタインデイ
彼らのホワイトデイ
ワンコインで一時の夢を
赤いシグナル
白いカーテン

眠れる獅子
百舌鳥のはやにえ
処女の黒髪
漆黒空を覆い、純白空に散る
お前の敵は誰だ?
最強の鈍器
七転び八転び
脚本家は死ぬべき
昨日と変わらず今日が終わる
雨に撃たれる

天国へ飛び降り自殺
君らの翼
上り坂・下り坂・まさか
綺麗事は綺麗だから憬れる
まだ死んじゃいない
彼の地から愛の手を
パンドラの筺
風炎相容れず
十六夜に陰る
あなたといる間だけは

世界は平和だということを
火事場の馬鹿力
曇り無き眼鏡
勝利の女神
手のひらで踊る君と
帰ってきた人
例えばの話
反撃の狼煙
当たり前だ、君は殺すよ
雨につけ風につけ

威ありて猛からず
中枢によりて
君となら
僕を忘れた今だけを忘れて
渡り廊下にて
開かずの間
君となら
それだけのことさ
モノクロの中の君
雨に吠える

薄氷の上で
ただ、頭を擡げているのだ
ねぇ、腰が引けてるよ
蟷螂の斧
さらばあたわず
君の名は無い
流るる水に
トロイメライト
喰らえクーゲルシュライガー
こんな夢を見た

日常から逃げ出すための
始まりはフォーン・ブース
飛行機雲が空を別つ
壊れゆく世界の果てに
この世の終わりを見に行こう
エヴァとアダム
彼方から貴方まで
一度で二度美味しい
1と0の間の物語
ふたつでひとつ